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キミスタグラム

君のインスタグラムに載らないの 載らないの
みんなに見られながらも会いたいの 会いたいの
でもね 僕はあんまりオシャレじゃないの オシャレじゃないの
だからインスタグラムに載れないの 載れないの

入道雲から光が射した
薄い白いひらひらを透き通った
乱れた髪から無邪気な笑み
誰にも邪魔はできない時間だった

ゆがんだ気持ちをそっとしまった
夏が逃げて行かないようにそっとしまった
奇跡の勇気もかなぐり捨てて
君に溺れないように息継ぎした

だけど君は2人の思い出を
いつも少し忘れているね
まるで僕がいないかのように
ずっと生きているね

君のインスタグラムに載らないの 載らないの
みんなに見られながらも会いたいの 会いたいの
でもね僕はあんまりオシャレじゃないの オシャレじゃないの
だからインスタグラムに載れないの 載れないの

ビールを片手に触れる飲み口と
肩を寄せてぶつかった君の素肌
画面上には僕はいない
見たことないマスカラの君がいた

ごめん僕がきっと悪かった
君をちょっと無理させていたね
明日からは連絡控えるね
ちょっと寂しいよね?

君のインスタグラムに載らないの 載らないの
僕は流行りの言葉も知らないの 知らないの
そして僕はやっぱりオシャレじゃないの オシャレじゃないの
だからインスタグラムに載れないの 載れないの

夜空に映した君のシースルー
やけにかゆいそよ風が通りすぎた
なんだか変だな なんだか変だな
嫌われてもいないのにずっと痛んだ

キミスタグラム/ZEN ONE's
作詞作曲:稲本稲三


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