中秋の
10月1日57日目。
10月に突入した。今日は中秋の名月だそう。札幌で当時お付き合いしていた方と半同棲していた頃の中秋の名月の時、ベランダから満月を眺めながら、晩酌をしていたことを思い出した。
夜中まで残業をして、地下鉄の駅前で待ち合わせる。24時間営業のスーパーに立ち寄って白玉粉と、その頃ハマっていた海鮮サラダや雑なおつまみと500mlのビール6缶パックを1つ購入。帰り際、道端に生えていた雑草をひとつ、持ち帰りススキに見立てて、前日飲んだビールの空き缶に刺して、お月見。
あの頃とはそれぞれ仕事も、環境も、住む場所も、がらりと変わっている。比べることはできないけれどどちらもまあ、しあわせだ。
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昨日は札幌からのお客さんと居酒屋千世本へ。
「あんた、またいい写真撮ってたな、あの花火の」
9月の全戸に配られる広報誌の表紙は花火大会で撮影した写真だったので、千世本のマスターがそう声をかけてくれた。この日のお通しは近海で獲れたマメフグのポン酢和えみたいなもの。「ちょっと、一味唐辛子かけた方がいいかも知らん」というマスターのアドバイス。
スローライフなんぞ夢か幻か、作業作業に追われる日の方が圧倒的に多い。それでも、日々の隙間にあらわれる何気ないやりとりに心が洗われて、またやっていける。
今日の一枚は5年前の中秋の名月。
月の明かりと遠別川。
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