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#78 毎日の写真|流木のイーゼル

流木のイーゼル

生まれてはじめてキャンバスに絵を描いた。思いつきでアクリル絵の具とキャンバスを5枚購入し、絵の具とキャンバスだけを持って海岸へ。この辺りの海岸には漂着物が多く流れ着く。漁具、ペットボトル、浮き球、片方だけの靴、プラスチックのカゴ、一番多いのは流木。流れ着いた漂着物で筆として扱えそうなもの、パレットとして使えそうなもの、筆を洗うバケツに使えそうなものを探してみる。

漁で使用したであろう縄を筆がわりに、洗濯用洗剤の残骸をパレットがわりに、浮き球の残骸を筆を洗うバケツがわりに使用した。水はもちろん、海で汲んでくる。

完成した仕上がりについては、好きな色を塗りたくった、作品と呼べるような代物ではないけれど、なんとも言えない開放感と充足感があった。使った道具はゴミとして持ち帰る。少しだけ良いことをしたような気持ちも味わう。

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