【シンプルな英語】 書評#102
みなさん、いつもお世話になっております!
本日は、私の投稿の軸とする一つ「本」「読書」に関して書かせていただきます。
自己紹介に書いたマイルールを守りながら、私の大好きな本について書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
今回は、また英語です!
私は今年で40歳。再び英語の学習にチャレンジしようとするおっさんですw
ヘッダーは、Gerryさんの作品を使わせていただきました!
ありがとうございます!!
目次
基本情報
中山裕木子(著)
講談社 出版
2021年9月20日 第1刷発行
全302ページ
読書所要期間ー日 ※現在も勉強中
購入先
本書ももちろんバリューブックスさんです!!
社会への貢献具合が半端ない!!
いつもありがとうございます!!
私が本書に出会うきっかけ
以前書店で著者の「会話もメールも英語は3語で伝わります」という本を見かけた。
手にとって、買おうか買わまいか悩んだことを覚えている。
そして、結局のところ買わなかったのだが、ずっと心には残っていた。
ふと、バリューブックスさんのサイトをのぞいていると、偶然その本ではないが同じ著者の方が本書を出していることを知り、こうして手に入れるに至っている。
この本の本質
英語力をつけるためには、「土台」を作ることが重要だということを著者は指摘する。
その土台とは、主語と動詞を決める力だと言い切る。
確かに、「今のこの言葉を英語にすると何かな?」と考えるが、けっこう主語を何に置いたらいいのかわからないことが多い。
とりわけ、中学生の時はそうだった。
そう考えると、日本語とは、かなり主語を曖昧にするというか、隠れてしまうというか、そういう言語なのかもしれないと思う。
ということで本書は、主語と述語の関係性をきっちりと学んだ上で、プラスアルファも学びながら、まずはシンプルに基本的構造や言い回しを学んじゃおうとするもの。
そしてこれを土台に、どんどんレベルを上げることを目指すものとなっている。
私が感じたこと
1点目 〜日本語は「I(アイ)」の世界
日本語というものは、主語を明示的に置かなくても意味を伝えることができる言葉だと思う。
これは、著者も指摘するところだ。
「誰が」「何が」を省くことができる場合が多いと言える。
例えば、
「なまら、あんこが好きだ!」
これは、「私は」を省いていると言えるが、おそらく伝わるだろう。
むしろ、「なまら」の方が伝わらないのではないだろうかw
(「なまら」とは、北海道弁で「超」「ものすごく」といった意)
一歩引いた、奥ゆかしい日本人ならではの美意識みたいなものの現れなのだろうかと私は考えてしまう。
しかし著者は、日本語の場合、視点の中心はいつも「私」「I(アイ)」であり、私から見える世界を表現していることが多いにも関わらず、「アイ」を主張しないと表現している。
これを統合するとつまり、奥ゆかしい中にも、しっかりとした自意識があるという、これまたなんとも日本人らしいと言えるような、それを象徴する言語であると言えるだろうか。
むしろ、そいう言語だからこそ日本人のメンタリティがそちら側へ向かっていった側面があるのかもしれないと感じた。
他方で英語の場合、いろんなものを主語に置くことが容易であるということができるとき、ある種「アイ」でないものの気持ちになることができる、成り代わって言葉が展開されるというのは、それはそれで奥ゆかしさがある、奥深さがあると言えるのではと感じた。
2点目 〜時制は「見せ方」
これは、本書P127にあるタイトルから引用している。
私はここでひとつ、大きなことを学んだ気がする。
英語には、時制がなんとも豊富に存在するということだ。
日本語の「現在」・「過去」・「未来」と大雑把に分けることができるが、圧倒的にそれよりも多い!
そこに書かれていたのは、「どのように伝えたいか?ということであり、いつ起こったかは問題ではない」という名言である!
いつ起こったかで考えてしまうと、12種ある時制の種類に分類して表現しようとすると、とても困難であり複雑である。
しかし、動作により動きを出したい場合や、動きに臨場感を持たせることがこの時制の多様性で実現できるというのである。
なんと素晴らしいことか!
言葉の奥ゆかしさ、文学的表現の強さみたいなものは、日本語ならではと勝手に思っていたが、英語にもそうした豊かな考え方があるのだということを感じた。
むすびに(まとめ)
まずは、間接表現を無くし、そして受け身的表現を極力少なくし、一つの主語と一つの動詞でシンプルにまとめる力をつける。
ネイティブな会話ではあまり使わないようなことでも、決して伝わらないということではない。だから、どんどんまとめて言おう!
そう力強くアドバイスしてくれる内容であると、私は受け止めている。
まだまだ勉強中の、初心者中の初心者である私。
何周読んでも勉強になるものだと、私は感じている。
以上です。
現在も勉強中ですので、読み終えた訳ではありませんが、一旦書いてみました!
もし今後も勉強を進める中で感じたことがあれば、また書いてみようと思います。
とても分かりやすい、まさに「シンプル」な内容で、初心者にはとても学びの多い一冊です。
勉強中の方には特におすすめです。
ビジネスにも十分役立つと思われますし、現にそういったことを意識した内容にもなっています。
本日も、ご覧いただきありがとうございました!!