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『2040年アパレルの未来』を読んで感じたこと


最近、福田稔さんの『2040年アパレルの未来』という本を読みました。この本では、アパレル業界が直面する現状の課題と、それに対する未来の方向性について詳しく述べられていました。アパレル業界の人だけでなく、すべての人に届けたい情報だと感じました。その概要と私が感じたことをシェアしたいと思います。ファッションを通してライフスタイルや環境問題について考えるきっかけになれば幸いです。


本の概要

まず、簡単な本の概要を紹介します。

福田稔氏
慶應義塾大学卒業、IESEビジネススクール経営学修士(MBA)修了。電通国際情報サービス、欧州系戦略コンサルを経て、A.T. カーニー入社。経済産業省の産業構造審議会 繊維産業小委員会委員、繊維製品における資源循環システム検討会委員、ファッション未来研究会副座長。

『2040年アパレルの未来』では、以下の3つのテーマが中心となっています。

  1. 世の中の大きな変化とアパレル業界の関係

    • グローバルな視点から見た、社会や経済の変動がアパレル業界にどのような影響を与えているかについて述べられています。

  2. アパレル業界の現状と問題提起

    • 大量生産・大量消費が主流のアパレル業界が抱える環境問題や労働環境の悪化について触れられています。

  3. 循環型モデルへの移行の必要性

    • 資源の持続可能な利用や再生と、廃棄物を最小限に抑えるための循環型経済へのシフトが急務であることが強調されています。

感じたこと

『2040年アパレルの未来』を読んで特に印象に残ったのは、以下の2点です。

1. ローカルに希望がある

グローバル化が進む中で、ローカルな取り組みや独自性が重要視されることがわかりました。地元の職人技術や伝統を尊重し、それを現代の技術と融合させることで、新しい価値を創造することができると述べられていました。

イタリアのラグジュアリーブランド「ブルネロ・クチネリ」の成功事例がとても興味深いものでした。イタリアの小さな村に拠点を置くブランドは「世界で一番美しい会社」と称され、地域と一体となった独特の経営手腕は世界中の経営者から注目されており、アマゾンの創業者もその村を訪れたそうです。

以下のリンクに「ブルネロ・クチネリ」ついて詳しく紹介されていましたので引用させていただきます。とても素敵な記事ですので興味のある方はぜひご覧ください。

僕の住む知多半島や愛知県にも多くのローカルな魅力があると感じ、上記の成功事例はローカルの未来に希望が持てる内容でした。

2. 好きな物を大切に、丁寧に

この本は主に企業に向けた視点が多いですが、自分のような一般の消費者も同様により一層意識を変える必要があると感じました。企業も消費者もどちらも当事者意識を持って環境問題と向き合う必要があります。私たち消費者はまずは、好きな物を大切に、丁寧に、長く使うことから始めてみるといいのではないでしょうか。自分の好きなものを見つめ直し、それを大切に丁寧に暮らすことが、結果的にウェルネスやサステナブルなライフスタイルに繋がると思います。個々人の意識改革が、持続可能な未来を作るための第一歩となるでしょう。

私が今後取り組みたいこと

自分が好きで長く使いたいと思う物や洋服のケアなどを皆さんにシェアすることで少しでもポジティブにサスティナブルを意識できるきっかけを発信していきます。
また、自分の住んでいる知多半島にも素敵なお店はとても多くあります。私の近くにあるローカルで魅力的なお店を紹介していこうと思いました。自分が独立した時もそうして紹介してもらえるようなお店を目指していきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
より詳しい情報が知りたい方はぜひ紹介した本も読んでみてください。
より理解が深まるかと思います。


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