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明日から現場が始まります

まだ、「自分のことを詳しくシリーズ」が完結してませんが、現在のことも書こうと思います。

私の仕事は、大きなくくりでいうと建設業です。

その中でも、うちがやってるのは内装工事一式を請け負って、材料や職人さんを手配して、現場監督するのが私の主な仕事となります。

大型商業施設のテナント工事がメインです。

テナントのオーナーからうちの元請に話がいき、元請からうちに内装工事一式を丸投げされる形となります。

コロナの時は、お店を作る仕事よりも、施設から撤退するための解体工事がたまにあるくらいで、昨年くらいからお店を作る仕事も動いてきたかなという感じです。

ただ、コロナ前と変わったことがあります。

入札形式になったということです。

改装や新規出店の話が出ると、オーナーから複数社に相見積もりをとって、1番安いところに発注されます。

コロナ前は、うちの元請が1社特命で受注していたのですが、数社の見積もり合わせとなってしまい、少ない仕事の奪い合いになってしまいました。

もちろんうちも元請に協力しなくてはなりません。

原材料もかなり高騰していますが、コロナ前の価格より抑えた見積もりを出しています。

つまり、うちの下請けさんにも協力をしてもらって、なんとか仕事を受注しています。

(現場が重なったり、遠方の案件は条件が悪く失注していますが、、、)

コロナ禍で仕事が暇でだいぶダラけてしまったというのもありますが、安い価格で仕事を請けるのもモチベーションが上がりません。

下請けさんにも値段の交渉をして、嫌な顔をされます。

親父の代から付き合ってる業者さんは私のことを今だに子供扱いします。

コロナ前と変わったことがもう一つあります。

コロナ禍の役3年くらいで、主要下請けさんの親方が65歳を超えました。

こういった工事現場は、65歳以上の高齢者に対してかなり制限を与えてきます。

高所作業させない。

重いものを持たせない。

健康診断結果の紙を添付。

などなど

うちの下請けさんたちは普段、住宅の工事を主にやってます。

1人親方ばかりで、健康診断も受けてないし、個人で入る労災にも加入してません。

最近の現場は、こういったルールに特にうるさいです。

建設業も人手不足で高齢者が働いてくれないと回りません。

でも、高齢者の事故が多いのは事実。

うちも、「ルールが厳しい現場はもう行けないよー」って言われるようになってきました。

黒字倒産、人手不足倒産、うちは関係ないかと思ってましたが、近い将来うちも危ない気がしてきました。

会社の将来が不安で仕方ありません。

ついでにもう少し愚痴を聞いてください。

商業施設のテナント工事は、施設が営業中だと閉店後の夜間工事になります。

21時頃閉店が多いかなというところですが、映画館があると日付が変わってからの工事スタートとなります。

遅。

日中は日中で、寝てるの知ってるはずの元請から鬼電がかかってきます。

(全然大したことない内容の電話)

工事期間中、安息の時はありません。

ブラック中のブラックです。

サラリーマンなら労基に駆け込み放題です。

更に続けます。

商業施設のテナント工事というと、だいたい複数のテナントが同時に工事をします。

新築だと工期を分けたとしても50テナント以上あることもあります。

すべてがテナントオーナー発注の工事業者で、限られた荷捌き場、少ないエレベーターの奪い合いになります。

喧嘩にならないように、これらを取りまとめる「内装監理室」という組織が、業者を監理します。

荷捌きを使う順番やエレベーターの順番、安全の管理、現場ルールの管理など。。。

この人らが怖いのなんのって。

ヤンキー上がりの職人を押さえつける力が必要です。

朝礼では毎日怒鳴り散らしています。

ルールを守れないと容赦なく作業を中止にさせられてしまいます。

過去に何度かありました。

工事期間中に飛んでしまう監督もたまにいます。

よくわからず、軽いノリで請けてしまったのか、聞いていた話と違ったのか、、、

とても過酷なジャンルの仕事だなあと思います。

自分でもよくやるよと思います。

年々、金額が厳しくなり

年々、ルールが厳しくなり

年々、仲間が年老いていき

そろそろ、事業転換をしていかなければなりません。

幸い、事務所や倉庫は自社の資産だし、従業員もおらず、経費も最小限で抑えられています。

借金もコロナ融資で借りてますが、実質手をつけてません。

自分の給料さえ稼げればなんとかなります。

せっかく田舎に住んでるので、今までの経験を活かしつつ、田舎ならではの事業を始めていきます。

また、新たな事業の話をしていきたいと思います。

かなり思いつきと勢いで書いたので、わかりにくかったかもしれませんが、最後まで読んでくれてありがとうございました。

ではまた。

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