アイルランドの田舎生活|2週間のホームステイ
今日でアイルランド入国から約2週間お世話になったアイリッシュファミリーとの生活が終わりました。明日からは、同じくクレア州に住む別の家庭でファームステイをする予定です。
たった2週間でしたが受け入れてくださり、しかも少しのお掃除と家事の手伝いだけで、無償で住まわせてくれてお食事を提供してれて感謝しかありません。
忘れないうちに、感じたことや発見を書いていこうと思います。
ご家族はお父さん、息子さん(13) 、娘さん(7) の3人家族でした。アイルランドのかなり田舎に住んでおり、自然に囲まれてた美しい場所でした。近くの小さなshopに行くのに徒歩だと40分くらいかかるため車などの移動手段が必須です。
今回このご家庭にお世話になった経緯としては、知り合いからの紹介で、アイルランドから日本に来て暮らしている家族がいるから会ってみないか?というお話をいただいたのがきっかけでした。
そのご家族は奥様が日本人で旦那さんがアイルランド人、2人のお子さんがいて、日本の生活や文化を経験してほしいからと1年くらい日本に滞在する予定だそうで、そのタイミングでたまたまお会いすることができました。私が住む場所に困っているという話をぽろっとしたところ、旦那さんのお兄さんの家なら泊めてくれるかもということで、今のご家庭にお世話になることができました。私が日本を出発する際、空港で偶然にご家族と再会できてびっくりしました。ご縁って、本当に不思議です。
さて、お世話になったファミリーの話に戻るとこのご家庭は両親が離婚しており母親はこの家にはいませんでした。アイルランドでは、どうやら離婚後は親権なるものがない?のか(詳しくは分からないです...)子供たちに父親、母親が離婚後も関わって育てていくことが決まっているみたいです。この家庭では、今週は父親の家、来週は母親の家、再来週は父親の家とエンドレスに子供が別れた両親の家を行ったり来たりして過ごしているようでした。なので、私が滞在した時も子供達が1週間いない時がありました。
この制度、いいんだか悪いんだか....。
子供たちからしたら迷惑な話ですが、離婚後に親権を持っていない親とは会いづらくなる日本の制度よりかはマシなのかな。
デリケートな問題なのであまり詳しくは聞けませんでしたが、子供がいない時の父親の様子を見ていると、泊まりで友人とハイキングに行くなど、自分の趣味を思いっきり楽しんでいました。子供がいたらこんな自由な時間は取れないだろうなと思い、両親からしてみれば、ある意味合理的な制度でもあるのかななんて思いました。
ここでは自給自足、循環的な暮らしがされていました。畑があり、鶏がいて、ミツバチの箱があり、水は地下から汲み上げて供給されている天然水で、食べ物の残りはコンポストでいい土に生まれ変わり、鶏10羽、犬2匹、猫5匹くらいが敷地内で自由に歩き回り過ごしていました。
まさにストレスフリーな場所で豊かな暮らしがありました。
休日の朝に作ってくれるアイリッシュブレックファーストがたまらなく美味しくて大好きでした。
また、Kefir(ケファ)というキノコの菌と牛乳でつくる飲むヨーグルトみたいな、お腹に優しいドリンクもこのご家庭では毎日飲まれていました。少し酸味はありますが飲みやすいです。
日本でお会いしたご家族のお兄様の家ということで、日本の調味料も見受けられました。醤油や味噌があったのにはテンションが上がりました!
この家では、リラックスして過ごしていいからね。
と、初日に言ってくださったのですが、なんだか申し訳なくて家の掃除を中心に恩返しをすることにしました。普段掃除しないであろうキッチンの棚の中やバスルームの壁や天井などを掃除。そこまでやるのか?というくらい丁寧に磨きました(笑)私がここまで掃除したこときっと気づいてないだろうな、、
休日は、大人が出掛けている間親戚の子供達含めて面倒をみたり、一緒に森を歩きに出かけたり、スクーターを借りて近所を散策したりしました。
アイルランドの西側に来て思うことは、ダブリンよりも天気がコロコロ変わるということです。晴れているから出かけようと準備して5分後外にでた瞬間に雨が降るとかよくありました。また、雨が続き外に出られない日が2日くらい続き、とっても暇になってしまう時もありました。家で暇にならずに籠るための手段を考えるという、日本ではしないことを考えてました。
こんな感じで私の2週間は過ぎていきました。
受け入れてくださって感謝しかありません!
アイルランドの文化をまたひとつ知れた気がして学びのある滞在でした☘️
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