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深く考えさせたい、考えを引き出したい、気付かせたい…のにうまくいかない1つの理由とその改善案

 こんばんは、田舎の教師です。

 若い頃に自分自身がやってしまっていたなぁ〜というお話です。
「教え込むのではなく、子供自身に気付きを!」「深い思考を!」「考えを表現できるように!」という当時にしては高めの志のもとに、思いっきり空回っていました。

どっちも一生懸命なのにすれ違う思い

 私もこんな感じでやっていた時期がありました。(いや、私は真面目だったかわからないけどね…。)
 子供の言葉を引き出したい。あるいは、ちょっと間違えているので、そこに気付かせたい。そのために質問を重ねてしまうんです。案外「あるある」なんじゃないでしょうか。
 ある日、若い先生が授業をしているのを見て気がつきました。先生は一生懸命ですが、子供の気持ちになってみると、過度の質問は子供を萎縮させ、正解を推し量る空気が教室を支配します。そうなると、自由で活発な学びは実現されにくくなります。

 では、どうしたら子供たちが正解不正解を気にせず、活発に考えを出し合えるようになるのでしょうか?

 繋ぎ役になる、回し手になる。
  色々な小技はありますが、まずはここを意識してみましょう。違いを端的に図にしてみました。

教師は、広げる、つなぐ、促す…

 キーワードは、「みんなはどう思う?」「〇〇さんはどう思う?」です。
 授業は正解発表会ではありませんから、すぐに結論に繋げずに、まず子供に投げてみます。すると子供たちは、発表者の考えを補足したり、対立意見を出してきたりします。こうなると学びは深まり、やがて学ぶことそのものが楽しくなってきます。
 私は、こんな子供たちの姿が理想です。理想をはっきり描ければ、実現できます。根気強く支援していけば、子供たちは変わってきます。
 子供主体の授業、そのために教師は繋ぎ役になる。子供たちが、自分たちの力で学びを深めていったら素晴らしい!

 最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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