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稲ほ舎「不耕起栽培」プロジェクトを始めます。

長い間、noteの更新が滞っていました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

稲ほ舎では、4/20の穀雨の日に、田植えが始まりました。

田植えスタート!

久しぶりの更新となったnoteですが、今後は稲ほ舎社長夫人アサミさんの「不耕起栽培(ふこうき)プロジェクト」を日記のような形で、お届けしていきたいと思います。

書き手はスタッフのちひろです。

第1回目は
・なんでやろうと思ったの?
・そもそも不耕起栽培ってナニ?

の2点について、お届けします。

なんでやろうと思ったの?


お米農家に嫁いで13年になるアサミさん。
種まき作業などの手伝いなどはするものの、事務処理や経理作業、店舗業務などがメインのお仕事のため、ガッツリ農作業をしてきたわけではないそうです。

そんなアサミさんが、なぜ急に不耕起栽培に興味を持ったのか。

それは、1冊の本がきっかけでした。

原田マハさんの小説「生きるぼくら」。

いじめから、ひきこもりとなった二十四歳の麻生人生。頼りだった母が突然いなくなった。残されていたのは、年賀状の束。その中に一枚だけ記憶にある名前があった。「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」マーサばあちゃんから?人生は四年ぶりに外へ!祖母のいる蓼科へ向かうと、予想を覆す状況が待っていた―。人の温もりにふれ、米づくりから、大きく人生が変わっていく。

(「BOOK」データベースより)

稲ほ舎の米づくりの基本は「生きるものにやさしく」。

販売しているお米は、生きものたちの存在に感謝をして「金のかえる」や「銀のほたる」など、名前をつけています。

原田マハさんの小説で紹介されていた不耕起栽培は、生きものが生きやすい田んぼを作ること。

雑草は「雑」草ではない。
害虫は「害」虫ではない。

生きものたちを排除するのではなく、食物連鎖の一部として考える姿勢にアサミさんは感銘を受けたそうです。

田畑を耕さない不耕起栽培は、稲ほ舎ではやったことがありません。

だけどこの考え方は、稲ほ舎の米づくりと一致すると感じ、店舗前のミニ田んぼで不耕起栽培プロジェクトがスタートしたのでした。


まずは草むしりです。


そもそも不耕起栽培ってナニ?


不耕起栽培とは、その漢字が表すように田畑を耕さない栽培方法です。こちらの本を参考に実験を始めました。


著者の川口由一さんの定義する自然農は、「できる限り余計なことはしないで、自然の営みに沿い、任せていく栽培方法」だそうです。

耕さず、肥料農薬を用いず、草や虫を敵としない。

なんだかいろいろ手を出したくなってしまいますが、待つことも大切なプロセスですね。

次回はアサミさんがどんな作業をしたのかを写真付きでレポートしますね。

楽しみにお待ちください。


生きるものにやさしく。


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