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ケース・フィルム事例『Data Tienda』(人権)

こんにちは、inaho Filmです。

今回も、2022年のカンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルで賞を受賞したり注目されたりしたケース・フィルムを1作品紹介したいと思います。

少しずつ事例を集めてアーカイブにしていければと考えております!
「ケース・フィルム」については、こちらの記事にも記載していますので、ご参考ください。

『Data Tienda』

Creative Data部門、Glass部門などでGrand Prix受賞。

メキシコの低所得女性の与信を証明し、銀行からのマイクロクレジットを可能にするプロジェクト"Data Tienda"を説明する動画です。
 
注目されたのは、inclusion(インクルージョン)の考え方。これまで銀行や金融機関から排除されてきた低所得層の女性たちは、実際のところ日々の暮らしの中で、近所の商店でツケ払いなどを利用しながら生活していました(つまり、商店には彼女たちとの信用に足る取引履歴があるということ)。
 
そうした記録を集めることで、銀行に対して彼女らの支払い能力の証明を可能にしたのが本プロジェクトです。かつて学歴や身分、性別などを理由にローンを断られた女性が、銀行からマイクロクレジットを受けて起業した例などとともに、女性らにどのような変化がもたらされたのかが映像で描かれています。

#ケース・フィルム
#女性の権利
#人権
#カンヌライオンズ