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プロジェクト・ドキュメンタリー事例『I Will Always Be Me』(人権)

こんにちは。
 
inaho Filmでは、何らかの計画や取り組みを映す映像を「プロジェクト・フィルム」と呼び、1)ケース・フィルムと、2)プロジェクト・ドキュメンタリーの2つに大別しています(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。
 
今日はプロジェクト・フィルムの事例をご紹介したいと思います。本作品は、2022年カンヌライオンズでの受賞作品です。

『I Will Always Be Me | The Book That Banks Your Voice』

2022年カンヌライオンズにて、Pharma部門などでGrand Prix受賞。

運動ニューロン疾患(MND:Motor Neuron Disease / 最も代表的なものとしてALS:筋萎縮性側索硬化症)の患者が、声を完全に失う前に自身の声を記録しておくボイスバンクを紹介するドキュメンタリーです。
 
プロジェクトを主導するのは、意外なことに(?)カスタマイズPCでお馴染みのDell社。これまでMND患者にとって、自身の声を残すことは簡単ではありませんでした。そうした現状にテクノロジーの力で一石を投じたプロジェクトの利用体験談がインタビューなどをとおして描かれています。
 
MND患者が一定量の文章を読み上げることにより、「声を保存できる」という本プロジェクト。プロジェクトの認知に貢献するだけでなく、こうした映像による発信は、日々を健康に過ごしている人々(筆者含め)にとっては、目から鱗なのかもしれません。
 
 
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