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【佐渡】直江津小木航路、カーフェリー導入へ

先日佐渡汽船から正式に、直江津小木航路へのカーフェリーの導入が発表されました。みちのりグループの事業再建の中で行われる今回のカーフェリー導入の件について少しだけ話していきます。


当該の直江津小木航路は距離にして78km、国道350号線の一角を担う重要区間でもあります。しかし、現状利用客は多いとはいえず、依然2往復/日(冬季運休)の状態が続いています。(お盆の時期に乗船したところ、座席の半数埋まっていたかどうかといった感じでした。あくまで1階席の話ですが。)
そして、この数年間でカーフェリー→高速カーフェリー→ジェットフォイル(→カーフェリー)と目まぐるしく担当船の種類が変わってきました。おそらくこの数年間の成績から、実態に一番あったタイプがカーフェリーだったのでしょう。確かに地元から強い要望があったとも聞きますし、関西方面からの来島客が車で乗船できたりすることは大きなメリットで、増収も見込めそうです。ジェットフォイルは料金が高くてなかなか乗りにくかったのですが、カーフェリーになれば気軽に直江津小木航路で旅ができるので楽しみです。

続いて導入されるカーフェリーの船体を紹介していきます。宇和島運輸から「えひめ」を買い取ったとのことで、今のところ船の名称は未定らしいです。ちなみに積載能力はスペインに売却済みの高速カーフェリーあいびすと同程度です。新潟両津航路で活躍するカーフェリーおけさ丸、ときわ丸と比較しても重量は半分以下、最大旅客定員は2/5程度なので実態に合った船といえるでしょう。個人的にはやはりどのような名称になるのかが気になります。

とりあえず、直江津小木航路もとい国道350号線の存続がしばらく約束されたことには安心です。これからも佐渡汽船には本土と島の間の人流と物流を担いつづけてもらいたいです。皆さんもこれを機に是非佐渡へ...!


11/3追記
続報版が公開されました


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