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クラプトン体験記、ところどころに音楽のおとぎ話


なんと。頂いた。
武道館でのエ○ッククラプトンのライブチケット一枚。
夫、数十年ぶりにクラプトンに再会?



と思っていたら事態は急展開(後述)。
私がライブに行くことになった。
初の武道館、慣れない東京&人混み、一人ライブ参戦・・・
去年からの目標である「緊張する」が叶うか?

去年、クラプトンの自伝的映画を観て、波乱の人生に驚いた。
幼い頃の傷が人生ついて回って不自由、という共通点。

下道5時間、東京へ。
武道館前で私を降ろし、夫は友人との打ち合わせに向かった。

一人、入場待ちの列に並ぶ。
隣の年配男性が「足が悪いので座らせてもらいます」
とおっしゃり、じゃ私も、と座ってあれこれ話す。
知らない人と急に知り合う体質は、相変わらず。
https://note.com/inaho829/n/nde6638feb550

2階南西A列31番。
席が狭いので本(夏目漱石講演集)を読むのをやめ
館内を何周もゆっくり歩く。
なぜかローマの休日アン王女の巡回気分で
係の皆様に「お疲れ様」と目で挨拶しながら。
茂木健一郎氏を見かけた。
「先日『東京藝大物語』を拝読しました。主役?の彼は
 友人・かすみ(藝大卒)の友人だそうです」
と心で言う。


会場に入ってから演奏4曲目くらいまで
心は、クラプトンではないことでいっぱいだった。

夫、ようやったなあ。

18才〜独学で猛烈にドラムを練習して2、3年後、
クラプトンの前座で、武道館でドラムを叩いた。
練習合宿に、Y○Oの3人が遊びに来た。

今までおとぎ話のように聞いていたそれが、少し立体的になった。
モテたくもお金がほしくも有名になりたくもなく
ただ夢中でドラムを叩いていた坊やが立った、この大きな舞台。
ようやったなあ。

そこからずっと変わらず、無欲にドラムを叩いている坊や。
社会的な欲がここまでない人に、小学生以外なかなか会わない。
チケットをもらいに友人宅に行った時、
前に夫があげたウクレレがあった。
収入がないのに楽器や演奏を無料で提供するこの人に
笠地蔵の前に、わらしべ長者が来た。
ウクレレが武道館になった。ありがたや。
https://note.com/inaho829/n/nead8a23f00ae


さて、クラプトン。
音楽的なことは何も言えないけど、ライブ楽しかった。
ギターも歌も安定してお上手。
座ったままぶつからぬよう踊った。他の皆さんはほぼ、直座不動。

吉本ばななさんもいらしていたよう。お会いしたかった。


友人のベーシストR氏との用事を終えて、夫が私を拾いにくる。
20代前半、R氏と夫は喫茶店で山○達郎氏に
「バンドやろう」と誘われた。叶わなかったけれど。

下道5時間、夜中に家に着く。
道中、私に、通訳の依頼が入る。英語の仕事は久しぶり。


期待したような「人生の転機」までは行かなかったけれど
舞踏会に行けるシンデレラ、にシフトチェンジできた。


チケットが一枚やってきた時。
今までは「ふさわしい人」に譲るのが当たり前だったのが
「行きたい?」と自分に聞いてyesだったので、立候補した。

王子様でもクラプトンでもなく
私を幸せなお姫様にするのは、私自身だ、これからは。

食べたいものを食べよう。
お城の庭をさらに、美しくしよう。

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