『あせとせっけん』を読んで

20代後半30代の恋愛で何て言うかすぐに服脱いだりベッドに行かないでじっくり愛を育んで大人のキュンとしてニヤニヤする漫画ってないですか？

— えんどうちほ (@mamechiiiii) September 7, 2020

以前ツイートしましたこれにたくさんコメントをいただいたのですが、
もう、この漫画を勧めてくださった方がとても多かった！
山田金鉄さんの『あせとせっけん』です。
どの方も「他の方も紹介してますが…」と前置きして
「もう既出だけど！でも！どうしても！是が非にも！おすすめしたい！」
というお気持ちがとても伝わりました！
しかも何人も！！

これはお化け漫画に違いない。。。ごくり。。。
と表紙を見ましたら、

あせとせっけん(1) (モーニング KC)

あれ、なんか、えろい。

ちょっとちょっと。聞いてました？
『すぐに服脱いだり、ベッドに行かない』系だと
言いましたよね？
（ベッド以外で）じっくり愛を育む描写を読みたいってこと伝わってます？
表紙からこれだと後ろの金髪のお兄ちゃんが有無を言わさず眼鏡っ娘を抱き抱えて即ベッドにインしそうな雰囲気バッチバチに出てますけど大丈夫です？

そして購読。

もう失礼な先入観をどうか許してほしい。
あ、うん、ベッドシーンもあることはありましたけど、
うわぁぁぁえろいじゃないかぁぁぁ！ってシーンありましたけど、
それよりも心理描写がとても細やかで、
二人がどういう風に惹かれて、
どういうシーンで心が動いたのか、
その気持ちをどのようにどこにもってゆくのか、
とても丁寧に丁寧に綴られているんですよ。

実は正直1巻を読み始めた時は、
あれ？気持ち悪いぞ？
フェチもの？セクハラ(ひどい)から恋愛関係に繋がるの？
わー、、、えぇー。。。と。

私は想像力豊かですので、
麻子さんを自分、香太郎さんを松坂桃李さんに置き換えて
実写上映してみたのですが、
自分の汗や匂いに悩んでるところに
嗅ぐためだけにやってくる松坂桃李さん。
わー無理無理ー！松坂桃李さんでもきついー！
私は恋愛には結びつかなーい！

って思ったんですけどね。

私の求めていたものへの本番は
二人が気持ちを解放しあって確かめ合って、
正式にお付き合いするようになってからです。
あれ、あんなに変態でエロい雰囲気だしていたのに、
いつのまにこんなに心に響く純愛ものにすり替わっていたのだろう…と。
お二人の性格がとても良くて、
日常会話でも敬語なのがまたとても良い。
周りでサポートしたり仕事する仲間がいい人ばかりで、
壁にぶつかっても人間関係を想像して（あの人もあの人も、助けてくれる人たちが周りにたくさんいる）とホッとできました。
常にお互いを尊重しあって信頼しあって思いやっていて、
もう泣くし(私が)ゴロゴロするし(私が)キュンキュンしましたよ本当。
最初は「ちょっと…」と思ってたことあるごとに『嗅ぐ』シーンも
もう話が進むにつれて『かわいい』シーンになっていくのです。
これは一体どのようなトリックなのか。。。

繊細な乙女心、女心が細かく描写されていて、
それに思いやりを持って答えていく香太郎さん。
着実に心の距離が縮まっていく様子は
体の関係ではなくそれぞれのエピーソードとして描かれていて、
もう、本当、とても良かったです。

まだ完結していない漫画ですので、
これからまだまだ２人の様子を見られるのはとても嬉しいです。

素敵な漫画をおすすめしてくださりありがとうございましたー！！

あーもう少し語彙力を鍛えなければ良さが伝わらない。。。
ではまた。