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デザインシンキング×商業教育=ギア1で自転車を漕ぐ私は可愛い

どうも!いなっちです。先日も、延岡商業高校で授業を行いました。

テーマは、「デザインシンキング」

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来月6月に、延岡市北浦地区にある道の駅北浦にフィールドワークに高校生15名と行きます。その前に、フィールドワークの視点を持ってもらうために実施しました。

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このデザインシンキングを高校生が現場で実践して、地域課題解決に繋げていければと思っています。


今回は、新商品開発部の部長から「新しい通学用の自転車を作る」というテーマで、デザインシンキングを活用して自転車について考えました。

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共感のフェーズでは、「通学するときに困っていることや悩みは?」という高校生の日常でブレスト(ブレインストーミング)を実施。


頭の体操として、マジカルバナナを実施しました。高校生や連想ゲームで大盛り上がりしていました。

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ブレストでは、10分間で108個でたチームもあり、高校生の頭の柔らかさはすごいなと感動しました。

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問題定義では、How might we~?(私たちは〇〇するためにどうしたらいいか?)という形に、問題を設定してもらいました。
・どうしたら楽に登校できるのか
・どうしたら楽しく登校できるのか
・どうした可愛く(かっこよく)登校できるのか
高校生ならでは問題設定ができました。

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それぞれに、問題に対してのアイディアをグループで考えてもらいました。そして、そのアイディアをスケッチして全員の前で発表。簡単にフィードバックを行い、授業を終了しました。

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どうしたら可愛く登校できるかという問題定義をしたチームでは「ギアを1にして一生懸命に漕ぐ姿が可愛い」など、可愛い登校シーンを考えていました。生徒たちは大盛り上がりで、登校をいかにポジティブになるかを楽しく真剣に考えていました。

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最後に、総括として「初めは新しい自転車の開発をテーマとして考えていたが、状況や現場を考えると自転車本体ではなく、外部環境に真の課題があるのではないか。地域課題も、大人が話をしているものを素直に課題設定するのではなく、現場に足を運んで考える。真の課題は、誰も教えないし知らない。」とお話させていただきました。


次回は、椎葉村から菓te-ri代表の椎葉さんにお越しいただき「地域資源を活用した商品開発」についてお話いただきたいと思います。


ありがとうございました。

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おまけ

先日の対話の様子を地域新聞「夕刊デーリー」に掲載いただきました。


先日の対話の様子はコチラ↓

夕刊デーリー掲載(2021.5.28)

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その日の夜に、おじいちゃんから電話がかかってきて「見たよ。また、帰ってきたら寄りないよ」と。少しは孝行できたかなと思った日でした。



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