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大量生産大量消費されるオンライン講座に終止符を打つ。

こんにちは。自分らしく生きる人を地域に増やすため、オンラインで起業家育成講座を運営している稲田です。

この記事を書いているのが2021年1月6日(水)です。

今週末に、新型コロナウィルス感染拡大を抑制するため第二回の「緊急事態宣言」が発令されるタイミングです。この記事を2年後に見返した時に、この時代を生き抜いたなと思うことを願うばかりです。


今回の記事でお伝えしたいことは、

オンライン形式の無料講座で参加率を上げる方法 です。


以前、こちらの記事を書かせていただきました。

この起業家育成講座は、全5回+最終発表の連続講座です。地域の仕事をつくることを学ぶために受講してくれたメンバーです。この講座を通して、受講生から教えていただいたことを綴ります。


参加者数=評価の呪縛

オンライン講座もそうですがイベントや講座は、参加者数が評価の対象です。もちろん評価の全てではないですが、客観的にわかりやすい評価指標はどうしても「参加者数」になります。

そして、無料で連続講座を行うときに「参加の継続率」も重要になります。「第1回目では参加者が多かったが、最後の講座はその半分になった。」これは、珍しいことではなくどこにでも起きている現象です。


離脱するのは、3+1の原因

この原因は、3つ+1あります。

1つ目は、外部要因で参加できない。緊急事態や仕事など、参加したいけど参加できずに参加率が下がる状態です。

2つ目は、内部要因で参加できない。コンテンツが面白くないや、自分に合っていないなどによって参加率が下がる状態です。

3つ目は、受講料です。特に、有料の場合は「元を取らないと」という気持ちで受講します。有料は、受講生にも運営側にも両方向にもメリットです。

しかしながら、無料の連続講座はそうではありません。講座の優先度が全てです。わかりやすい例えで言うなら、受講生にとって講座より爪切りの方が優先度高い場合は受講されません。これは運営側としてとても悲しいですが、これがこちらが提供している事業の価値です。

そして+1については、オンライン独特な原因です。それは、知っている人がいないです。

これの原因は意外と見落としている運営の方がいると思います。

知っている人=名前がわかる

ではありません。僕は、内面を話したことがある人。例えていうなら、同級生に近い関係性ぐらい内面まで話した人です。

だから、受講生の全員と 1on1 を1時間しました。受講生は講座ではない日に時間を作ってもらい、僕とオンラインで1対1で話をしました。

プライベートやこれまでの経歴や体験などの話をしました。僕にとって、とても豊かな時間で、この講座に対して受講生がどんな気持ちで学びに来ていることがわかる時間でした。

この1on1を行うことで、毎回出欠確認を取らなくても受講生のコミット率が高くなりました。たった一人でも、自分が知っている人が参加していると参加したくなりませんか?


同級生になろう

オンラインでは

いいものを提供しているから、参加率が上がる。

のではなく、

知っている人がいるから、参加率が上がる。


オンラインで講座運営する人で重要なのは、受講生の同級生になることです。この気持ちがないと、やって終わりの講座になります。

大量生産大量消費される講座やイベントが、少しでもなくなりますように。

ありがとうございました。

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