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微差が大差。マイクロコピーの視点はWebディレクターの成長に役立つ。
下記のツイートを見て、本当にそうだなあと思いました。
LPデザインは微差が大差 pic.twitter.com/Qf6BHhVwdb
— かたおか@LP専門Webデザイナー (@kataokadesign) April 17, 2022
![](https://assets.st-note.com/img/1650245829600-MUrDYcFGVX.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1650245872803-M5wHJD5hb2.png?width=800)
「微差が大差」 これは金言だと思います。
マイクロコピーは地味ですがWebディレクターの実力が問われる領域だと思います。重要性を肌で感じているのでここのスキルを伸ばしたい。
なぜマイクロコピーが重要なのか
Webサイトではなぜマイクロコピーが重要なのか。ユーザーにとってWebサイトは情報(コンテンツ)でもあると同時に、ツールでもあるからですよね。当然の話ですが。
ここを勘違いしたままだとポエムなテキスト並べて満足してしまう。マイクロコピーはユーザーが使いやすいツールにするための大切な要素だと思ってます。何となくそれっぽいテキストを入れて、制作者だけが悦に入るのは一番やってはいけないことです。全てに意図がなければいけない。
WACULさんのマイクロコピー
CTAのマイクロコピーで参考になるのが株式会社WACULさんのセミナー案内。
![](https://assets.st-note.com/img/1650245728167-0bqKNf4UYO.jpg)
メールを開くと画像のように分かりやすいファーストビュー。その上、『とりあえず予約する(無料)』のCTAに導かれてすぐクリックしてしまう。ユーザーを悩ませない端的さ。「悔しい…」と思いつつ、いつも押してしまいます。
マイクロコピーでWebサイトの精度を上げる
「マイクロコピーでWebサイトの精度を上げる」
本来は設計段階からやるべきことですが、慣れていないWebディレクターはページデザインが一旦完成した段階でCTAをゴールにした目線で見直すといいと思います。自分がいかに「ページの完成」をゴールに作っていたかに気づくはずです。ページの完成はゴールではなくステップのひとつです。
CTAをゴールにした目線でページデザインを見直せば、何となく入れてしまったコンテンツやリード文、画像に気づきます。CTAに寄与していないので。そこから修正なので手戻りになってしまいますが、学びの場としては効果的です。それを1〜2案件やれば、情報設計の段階からできるようになるので結果的に効率的です。
何となく作らない
一番大切なのは「何となく作らないこと」です。
何となくとは「仮説がないままに作る」ということです。仮説がないと自分のやったことが合っていたのか/間違っていたのかが分かりません。それが分からないとWebサイトを何個作っても成長しません。ただ、「作れる人」になるだけです。そして、作れる人のバリューは今どんどん目減りしています。
仮説をもって作るは「自分なりに意図をもって作る」とも言えます。自分で「このページではこういうCVを出したい」と意図を持ってWebサイトを作れば、「作って終わり」になりません。Web公開後こそが検証の場だからです。そこでの学びは非常に大きい。仕事の意味がガラッと変わるほどです。
A. 仮説がない&作りっぱなし
B. 自分なりの仮説で作った&公開後に検証
一人のWebディレクターが年間6個のサイトを作るとして、AさんBさんでは一年後の成長が大きく異なります。
マイクロコピーはWebディレクターの成長に役立つ
仮説がないAさんの一年後は「Webサイトを作る人」として成長しているかもしれませんが、自分なりの仮説があるBさんの一年後は「成果を出すWebサイトに知見がある人」として成長しています。この差は大きい。顧客に貢献できる領域で成長することは、所属する組織や自身のバリューにつながります。
「Webサイトのマイクロコピー」はTips的な文脈で語られがちですが、Webディレクターにはそれだけでは勿体ないと思ってます。自分の仮説を試して検証する絶好の場ですので。しかもマイクロなだけにWebディレクターの権限で試しやすかったりします。自分の腕を磨く絶好の場です。
意外と語られてませんが、よかったらお試しください。
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