見出し画像

#お電話相談シリーズ 完敗した電話。

トークスクリプト丸読みなフレッシュな方から、学習塾の営業電話がかかってきました。

新人「学習塾のご案内でお電話しました」

ぼく「え?(なんで学習塾?)」

新人「異業種からの参入が今とても増えているんです」

ぼく「そうですか」

新人「御社にも最適な案件と思いお電話させて頂きました」

ぼく「え。なんで弊社だと最適なんでしょう…」

新人「え」

ぼく「え」

新人「御社の社会貢献の姿勢にも合致すると思いまして」

ぼく「え」

新人「え」

ぼく「弊社の社会貢献って例えば…?」

新人「御社の社会貢献にも合致すると思いまして」

ぼく「え…例えばどんな領域でしょう」

新人「…」

ぼく「…」

新人「…」

ぼく「…」

新人「すみません…」

ぼく「いや、いいんですけど。つまり弊社の何かを見て電話されているわけではないと」

新人「すみません…」

ぼく「いや、全然いいんですけどね」

新人「すみません…」

ぼく「いや、全然いいんです。えーっと、社会人になられてまだ間もない感じですか?」

新人「え…まあ…はい…」

ぼく「いつから社会人になられました?」

新人「え…まあ…はい…(もう切りたい)」

ぼく「この春からですか?」

新人「あ、まあ…はい…(もう切りたい)」

ぼく「そしたら、全然いいですよ。これから学んでいけばいいんだし」

新人「あ、まあ…はい…(もう切りたい)」

ぼく「入社して、リスト渡されて、電話しろって言われてやってる感じですか」

新人「まあ…はい…(もう切りたい)」

ぼく「それはそれで大切な仕事ですが、せっかくやるならただ言われたことをやるんじゃなくて、『どんな風にやったら効果的か』って自分で仕事の意図を考えながらやった方が学びにもなるしお薦めですよ」

新人「あ、まあ…はい…(もう切りたい)」

ぼく「例えば、渡されたリストに片っ端から電話するだけじゃなくて、電話する前にその会社のWebサイトを見て、事業内容とか方針とか知った上で電話した方が効果的だったりします」

新人「あ、まあ…はい…(もう超絶切りたい。すぐ切りたい)」

ぼく「がんばってください」

新人「はい(ガチャ)」


ああ、クレーマーっぽい感じに受け取られてしまった…切りたいオーラが受話器からビンビン伝わってきたし… 違うんよ…ただアドバイスしたかっただけなんよ…だって、つまんない仕事をつまんないままにやっていたらつまんないじゃん…せめて意図を持てたら自分なりに工夫できるじゃん…
完敗しました。


新人の社会人や就活生に読んでほしいnote

しょぼんとしている社会人や就活生に読んでもらえたら嬉しいnoteです。まずは潰れないようにする。大切なことはゆっくり考える。それができれば何とかなると思ってます。ぼくがそうでしたから。

新人時代の乗り越え方。「面白がるスキル」と「分けて考える」


『#お電話相談シリーズ』の3記事

顧客や受注案件ではなくても、電話がきたら「何かしら解決しないと帰さない。いやだから」という個人的嗜好を持っています。前述の新人くんには完敗しましたが…
個人的嗜好から生まれた『お電話相談シリーズ』が下記の3記事になります。「Webを作りたいけどどうしたら…」という方の参考になるかもしれないので、よかったらご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?