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人を支配するな/支配されるな。

生後8ヶ月の長女が保育園に入るときに「お子さんへの教育方針があったら教えてください」という記入欄があって、そんなことを考えたこともなかったので妻と話し合って「18歳まで生き延びさせること」と決めた。子どもは3人授かったけれど、全員それで通している。
長男の高校入学で保護者が一人ずつ教育方針を発表する謎な時間があって、そこでもそう話した。他の保護者さんは苦戦していたので決めておくと便利だ。

大学入学した長女が一人暮らしとなって家を出て、子ども3人のことをぼんやり考えていると、言語化していなかったけれど「これだけは守るべし」と表に裏に子どもたちに接していた指針に思い当たった。


生き抜くための指針

  • 人を支配するな

  • 人に支配されるな

この2つ。意図は色々あるが、そんなのどうでもいい。とにかく禁忌にした。子どもたちが何をやっても特に口を出さなかったが、これに抵触しているときはうるさく口を出した。ロジックではなく「感覚」でこれを持っていれば、どこに行っても何とかやっていける。

人を支配するな/支配されるな

この感覚をもっていれば、本能で体が警告してくれる。世の中には善意やロジックや正義で人を支配しようとする他者は存在する。基本的にはダッシュで逃げるのが一番だけど、そのためには反射的な警告が必要で。生きていくのに大切な資質だと思っています。


ダッシュで逃げられないときもある

人を支配するような他者と出会ってしまったらダッシュで逃げるのが一番です。相手にしないのが一番なので。でも、状況によってはすぐ逃げられないことも大いにあります。そんなとき、行動は順じたとしても、「支配されないぞ」というマインドを持っていることは自分を守る上でとても大切です。

心と体は近いので、行動を順じていると心に影響がおよぶことは容易にあります。それを避けるためにも、「支配されないぞ」と心を分離しておくことは大切だとぼくは思っています。

あなたが人に支配される理由は1ミリもない

「人を支配する」という言葉は大袈裟なようですが、無意識による支配は珍しくありません。不機嫌さによる支配やダブルバインドもそれに該当します。無意識な分だけたちが悪いので、特に注意が必要です。
就活生や社会人1年目でそういった状況や上司に出くわす人もいるかもしれませんが、彼らに心を献げる必要はありません。あなたが人に支配される理由は1ミリもありません。1ミリもです。

逃げられなかったら、せめて防御策を心掛けることをお薦めします。 不機嫌さによる支配やダブルバインドについては以前noteに書いていますので、よかったらご覧ください。

こうはなるまいぞ…「不機嫌で人を支配しようとする人」と、1万いいねで思ったこと。

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