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個人事業主の方のWebサイトは「今の自分の集客力はどれくらいか?」で規模や設計を考えることが大切です。

個人事業主の友人から「Webサイトを作るにあたってちょっと相談したい」と電話をもらいました。

ぼくの務めるWeb制作会社は法人を対象にしているので、個人事業主の方のWebサイトにはあまり縁がありませんが、時おりこんな風に相談を受けることがあります。

個人事業主の友人から電話
・コロナの補助金を活用したい
・Webサイト制作が条件
・ショッピングサイトは作りたいと思う
・立派なショッピングサイトは必要?
稲田の返事
・ショッピングサイトはよいこと
・大切なのは制作より運用
・最初に立派なのを作ると運用がくじけがち(初期投資にリターンが合わずくじける)
・事業にあったミニスタートがおすすめ
・SNS、メールなど運用には一年かけるべし
・実店舗への集客と継続的な接触も超大切
・Googleマイビジネスも活用してください

コロナ対策で登場した国の補助金制度。その中でのWebサイトに関わる項目は個人事業主に対してあまり繊細な設計になっていないと思います。

時間がない中で作った制度だと思うので仕方のない面もある。
でも、「作ったけど役に立たない」と悲しいことが起きない方がいい。

「Webサイトを作った後、どんな風に集客できるか?」
「今の集客能力にサイト規模と制作費用は見合うか?」

その点も考えて、事業規模にあったものからスタートすることをおすすめします。

「Webサイトの費用感がよく分からない」と時どき相談をいただくことがありますが、ショッピングサイトにおいては「今の自分の集客力はどれくらいか?」で考えることがポイントです。特に個人事業主の方は。

SNSやリアルなつながりで何千人もホットな見込み客がいて、放っておいても何百人単位で毎月受注が見込めるなら、そのバックヤードに見合ったショッピングサイトを考えるべきです。

そうではなく、最初は毎月三十人以下だろうなあ…という感じであれば、課題はWebサイトではなく、集客に重きをおくべきです。

ショッピングサイトはスモールスタートして、SNSやメールマーケティング、実店舗のイベント、オンラインイベントなどの運用(マーケティング活動)と商品開発に最初の一年は注力しましょう。

本気でコツコツやって、月単位の受注が向上してきたら、またそれに見合ったショッピングサイトを考える。

その繰り返しが必要です。

オンラインを使った事業に大切なのは「どんなWebサイトを作るか?」よりも、「どんな営業活動だったら自分はできるか?」です。特に個人事業主の方は。

ぼくはそう思っています。

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