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書くこと・コンテンツ

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書くことについてのnoteをまとめています。特に、地方中小企業様で「コンテンツが大切だとは思うけれど書くのが苦手で…」という方に向けて書いています。
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#webサイト

書けない地方中小企業のための「10の社内ルール」

ブログやWebコンテンツを書くのが得意な企業ばかりではありません。むしろBtoBの地方中小企業は多かったりします。今までその必要がなかったから無理もなく。 ただ、時代や社会が大きく変わり、事業にWebを活用するならばそのスキルが必要になってしまった。それが地方中小企業の現状だと思います。 「書けない」問題を抱える地方中小企業「書くスキルの必要性はわかる。でもできない」 BtoBを含む地方中小企業はこの問題を解決する必要があります。 まず単純に選択肢はふたつあります。

中小企業BtoBサイトのトップページで掲げるメッセージは2つだけ。

もしあなたの会社が製造系BtoBの中小企業だとしたら、Webサイトトップページのファーストビュー(最初に目に入るエリア)で掲げるメッセージは2つだけです。 自社は何の専門家であるか 顧客の何を解決するのか ここが曖昧ならまずは固めましょう。デザインやら機能やらはもっと後の話です。 - - - - - Webトップページのファーストビューに「新商品出ました!」の宣伝とか、「未来を創る◯◯」みたいなポエムが掲載されてるなら再考しましょう。中小企業の場合、コンテンツで集

Webサイトのリニューアル=新規客の獲得?

Webサイトをリニューアルしたいと製造業様からご相談いただく場合、大半の企業様が「新規客の獲得」を目的に掲げられます。悪いことでは全然ないのですが、既存客の深掘り/休眠客&失注客の活性化に何で目が行かないのかな…といつも思います。「売上アップ=新規客」と思い込んでいる感じ。Web=新規客と思い込みやすいのかもしれません。 「受注の8割が既存客だからWebから新規を獲得したい」ともよく相談されます。これも順番が逆だと思っています。受注の8割が既存客なのだとしたら、あなたの会社

Webディレクターに必須な「悪文の再構成スキル」をどう伸ばすか。

Webサイト制作では「顧客から提供されたテキストが悪文で何とかしなくてはならない」というケースがあります。理解するのに3回は読み返さないと分からない文章も珍しくありません。特に製造系BtoBに多い。対応するのはだいたいWebディレクターです。(ライターさんにお願いできることもありますが Webディレクターに必須な「悪文の再構成スキル」あまり語られませんが、Webディレクターにとって「悪文の再構成スキル」は必須能力です。ユーザーは課題解決を目的にサイトに訪れます。伝わらないコ

Webサイトにキャッチコピーはいるのか問題。

Webサイトではキャッチコピーを入れたくなります。特にトップページ。でもプロモーションでないかぎり、必要なのは広告的なコピーではないんですよね。ユーザーは広告を見たくてサイトに訪れているわけではないので。「トップページはキャッチコピーを入れるもの」と無自覚に思ってたら要注意です。 大切なファーストビューでそれっぽいふわっとしたキャッチコピーを入れるのは機会の損失です。「このページに訪れたユーザーに何をしてほしいのか?」「そもそもどんな人がこのページに訪れるのか?」から逆算し

Web活用で「成果の差」はなぜ生まれるのか?

ぼくは長野県で地方BtoB企業様のWeb活用支援をしています。支援を始めて1年で目覚ましい成長を遂げる企業もあれば、なかなかブレイクスルーできない企業もあります。このnoteはWeb活用支援をやりながら「成果の差はなぜ生まれるのか?」と考え続けたまとめです。 「成果の差」はなぜ生まれるのか?この違いは単純に活動量の差です。1年で成長する企業はそうでない企業と比べて5〜10倍の活動をしています。コンテンツ制作でも、ダウンロード資料作りでも、顧客に提供するサンプルの企画・作成や

借り物の言葉でごまかさない。アウトプットを自分の財産にする。

コンテンツが中長期的に会社の財産になるように、自分の行動から生まれた気づきや発見をアウトプットしておくことは中長期的な自分の財産になります。 これはTipsやバズとは関係のない領域です。自分の財産とは「身につくもの/身につけるもの」だからです。ナイフでの鉛筆の削り方のように。それは段階を踏まなくてはなりませんし、歩みも人によって異なります。 それを無視してスキル不足を焦っても仕方がないですし、借り物のナレッジやTipsでどうにかなるものでもありません。ナイフで鉛筆を削れる

わかりやすいコンテンツとは。

「わかりやすいコンテンツ」って言葉にするのは簡単だけど、その正体は謎だったりします。わかりやすいコンテンツって具体的にどういうことでしょう? LIGさんの記事広告『【査定】ウィルゲートM&AにLIGブログを売却したらいくらになるか聞いてみた』を読んだら、「なるほど、こういうこともわかりやすいコンテンツのひとつだよなあ」と思ったのでご紹介します。 事前にミニ勉強 M&Aとは皆さんは「M&A」ってご存知でしょうか。聞いたことあるけど、よく分かりません。企業買収?くらいなイメー

目的と目標と意図の分解。

どの仕事も同じですが、Web制作会社も複数案件が並行します。滞りなくやると同時に、「言われたことだけをやる人」の罠に陥らないのも大切ですよね。 3つの視点があると安心なので、ぼくはよく使っています。 顧客にとっての意味 自社にとっての意味 自分にとっての意味 目的と目標と意図の分解ぼくはこれを #目的と目標と意図の分解 と捉えています。 何をやるにも目的は大切ですが、それだけでは日々の仕事に落とし込みづらかったりします。 固定された目的・目標とちがい、「意図」はそ

社員様へのメッセージ素案をつくる。

Webマーケ支援をしている製造系BtoBのZ社様から「全社員への報告会用にメッセージの素案がほしい」と相談を頂きました。 HubSpotを導入して1年半のZ社様なので、お伝えすべきポイントは「Webマーケの環境が整った。次は施策を高速で回すターンへ」ということです。以下、顧客にお送りした素案です。 社員様へのメッセージ素案HubSpotを始めて1年半が経過し、御社の変化ポイントは下記3点です。 Z社様の変化ポイント この一年半で、ユーザーの反応が拡大していること(20