【経験談】うつのとき、夢を語ったら笑われた。なぜ?
うつ病でも、夢をもっていい。
どんな夢でもいい。
夢をもつことは、“回復の手だて”になれるから。
どーも、うつぬけマンです。
うつ経験を歌で伝える講演活動で全国をかけまわり、10年で1万人超の心に寄り添ってきました。
なぜ、私がこんなに講演をしているのか?
それは、夢を叶えるためです。
「こんにちは」
うつで入院していたとき、同じ部屋で入院していたTさんのお母さんが、服の着替えをもってきた。
「あら、こんにちは」
「ボク、うつがよくなって退院したら、講演をやってみたいんです。」
「こっ、講演?」
「はい。自分の経験を伝えて、同じ悩みを抱える人の力になりたいんです。」
「ふふ…。頑張ってね。」
Tさんのお母さんは鼻で笑い、そそくさと部屋を出ていった。
なぜ、笑われたんだろう。
私は頭の中が「?」でいっぱいになった。
しばらくして、その意味が何となく、わかってきた。
うつ病の人が、講演なんて、できるわけない。
そんな大きな夢をもっても無駄なのに…。
ふふ…。
これは実際に、後からTさんに聞いた話なんですが、「お母さんが、あなたの夢の話を聞いて笑っていたよ」と言っていた。
私は、考えた。
「うつ病でも、夢をもっていい」と。
うつのときは体調が優れない時もあります。
先のことなんて考える余裕もないし、自分の未来なんて、これっぽっちも想像できない。
でも、夢をもつことで回復後の自分へ近づこうとすることができる。
もちろん、期待しすぎてストレスになってはもともこもありません。
でも、たとえ夢を叶えられなくても、「こうなりたい」という自分をもつことは大事だと思うんですよね。
私は、夢をかなえました。
講演をしています。
うつ経験を歌にして伝える活動を10年続け、のべ1万人を超える心に寄り添うことができた。
SNSでも、うつぬけ経験者としてのメンタルヘルスを発信しています。
私のエピソードは、ドラマのモデルにもなりました。
※第1話が私のエピソードです。
うつの人が夢をもつことが、無駄なこと。
それは大きな間違い。
むしろ、その夢に向かって、ストレスにならない程度に、前へ進もうとすることが回復の手だてになれる。
私は、そう考えています。
焦らず、無理せず、ぼちぼち、ね。
今回も、最後までご覧いただきありがとうございました。
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うつぬけマン
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