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移住してみてわかった!信州の嬉しい現実3選&厳しい現実3選。

どうも、今日からnoteをはじめた伊奈香澄(いなかすみ)です。

今日の記事では「信州の嬉しい現実3選&厳しい現実3選」をお伝えします。信州への移住を夢見て29年。やっと願いを叶えた現在(2022年7月)は信州に移住して5年になります。

移住する前はわからなくても、移住してみてはじめてわかることもあるのです。信州への移住を検討しているあなたにとって、移住してみないとわからない情報は貴重だと思います。ぜひ最後までお読みください。

あなたのイメージ通り!?嬉しい現実3選。

信州は人気の移住先の一つであり、2021年度の年間移住者数は2,960人です。(※1)
(※1)統計ステーションながの 長野県の統計情報より引用

まずは移住者が多い信州の嬉しい現実をお伝えします。あなたがもっている信州のイメージや、ガイドブックで見る信州のイメージとあっているでしょうか!?答え合わせをしながら読んでみてください。

1.旬のものがすぐに食べられる。

私は食べることが大好きなので、移住して一番嬉しかったのは旬の食べ物がすぐに食べられることです。
春の山菜、夏のとうもろこし、秋の蕎麦、冬のりんごなど信州にはその時期しか食べられない旬の食べ物があります。

都市部に住んでいると、旬の食べ物を買うために新幹線や高速道路を使って何時間もかけて買いに行く必要があります。しかし、信州に住んでいると車で30分以内の範囲にある道の駅や直売所で買えます。
もちろん、都市部でも買うことができますが、鮮度が落ちるうえに価格が高いのです。

他にもじゅんさいや根曲がり竹など、全国的にはあまり流通していない旬の食べ物も簡単に手に入ります。
じゅんさいは高級食材として料亭などで食べられる水草の一種であり、根曲がり竹は孟宗竹より小さい筍です。
じゅんさいは湯通ししてポン酢をかけてさっぱり食べるのがおすすめ!
そして、根曲がり竹は缶詰のサバ(サバ缶)と一緒に味噌汁にして食べるのがおすすめです。
この記事を書いている今は桃の時期なので、桃を買いに行きたくなってきました!

2.毎週温泉に行ける。

旬の食べ物はお金を出せば都市部でも買えますが、信州の温泉は都市部では入れません!しかし、信州に住めば毎週温泉に行けます。

「毎週温泉旅館に泊まりに行くなんて、信州の人はなんてリッチなんだ!?」と思ったそこのあなた!
旅館に泊まらなくても日帰りで十分行けます。私が住んでいる長野市でも、車で1時間以内の範囲に10か所以上の日帰り温泉施設があります。

近くの温泉に飽きたら、遠くの温泉に行くのもいいでしょう。私もたまにはと思い、信州のほぼ最北端にある長野市から、信州のほぼ最南端にある南木曽町の温泉まで日帰りで行ってきました。(信州は縦に広いので車で片道3時間かかりましたが……。)

多くの温泉に入っていると泉質(アルカリ泉や硫黄泉など)の違いが肌でわかるようになってきます。きっとあなたのお気に入りの温泉がみつかるはずです!
この記事を書きながら、次はどこの温泉に行こうか考えています。

3.ウインタースポーツがいつでもできる。

スキーやスノボードが好きな人にとってはたまらないと思います!
長野市から車で30分以内の範囲にスキー場は5か所以上あります。

人によっては仕事の前にひと滑り、仕事が終わってひと滑りも可能です。スキー場に行くために金曜日の夜から準備をして、土曜日の朝に眠い目をこすりながら慣れない高速道路を走る必要はありません。

また、信州はクロスカントリースキーやスキージャンプやスケートなど競技をする人にとってもありがたい環境です。クロスカントリースキーやスキージャンプやスケートはそもそも練習できる場所が限られています。(雪が降る地域であっても、必ず練習施設がある訳ではありません。)

練習施設までの距離は住む場所によって異なりますが、いずれも県内にあるので練習には通いやすいです。

え、マジで!?住んでみないとわからない厳しい現実3選。

それでは住んでみないとわからない厳しい現実をお伝えします。移住する人にとっては厳しい現実の方がたいせつです。

1.歩行者優先のルールが裏目に出る!?

信州は「信号機のない横断歩道の停止率」が全国トップです。(※2)
(※2)「日本自動車会議所 自動車産業インフォメーション」より引用

そもそも、道路交通法では信号機のない横断歩道に歩行者がいる場合、車両は一時停止することになっています。本来なら当たり前のことですが、信州には横断歩道に歩行者がいる場合に一時停止するドライバーが非常に多くいます。

歩行者の立場のときは非常にありがたい一方、ドライバーの立場のときは気を付けなければいけません。
これは私の体験談ですが、冬のある朝車を運転している時にすこし怖い思いをしました。

その日は雪が降っておりいつもより視界が悪いため、速度を落として運転していました。片側1車線の道を40km/hくらいで走っていたとおもいます。
走っていると信号機のない横断歩道が見えてきました。しかし、歩行者がいないように見えたのでそのまま通過しようとしました。

その時です!!
横断歩道の脇で「わしは渡るぞ!」と言わんばかりのおじいさんが手を上げて渡ることを主張していました。視界が悪いこともあり気付くのが遅れた私は急ブレーキを踏みました。

速度が遅かったので無事に止まれましたが、止まれたのは横断歩道の直前で、しかも車体が少し滑った後です。
私が驚いたのはいうまでもありませんが、対向車線のバスの運転手も驚いたようすでした。

しかし、一番驚いていたのは意気揚々と手を上げていたおじいさんでした……。
車は急に止まれません!歩行者、ドライバーどちらの立場の時も気を付けましょう。

2.スタッドレスタイヤ必須!地域によっては除雪機も必須!!

都市部に住んでいる人の中には車を持っていない人も多くいると思います。信州で暮らすには車が必須です。しかし、車を持っていないあなたにさらに追い打ちをかけるのがスタッドレスタイヤです。

信州と一言でいっても冬の環境はさまざまです。雪がとにかく降る地域や、降雪量は少なくてもとにかく凍結が多い地域もあります。

雪や凍結が多い信州で暮らすにはスタッドレスタイヤが必須です。一部旅行者の中にはサマータイヤで(しかもチェーンもなしで!)信州に来る猛者もいます!しかし、立ち往生して他の人に迷惑をかけるだけなので、決してやってはいけません。

また、地域によっては除雪機も必須です。
「え?手で雪かきをすればいいんじゃないの?」と思った人は下の画像を見てから、もう一度同じことがいえますか?(笑)

この雪は除雪機じゃないと無理!赤いのが除雪機です。

私が住む長野市はいらない地域もありますが、長野市より北にある信濃町や飯山市など雪が多い町では除雪機が必須となります。因みにさきほどの写真は飯山市にある「戸狩温泉」で撮影したものです。

3.税金以外にも住むためのお金が必要!

日本はいい国ですよね。税金さえ払えば自分の好きな場所に住めます。
しかし、それは半分正解で半分間違いです!

信州に限った話しではありませんが、地方は税金以外にも町内会費など住むためにかかるお金があります。私が埼玉県さいたま市や千葉県千葉市に住んでいた頃は町内会費を請求されませんでした。まさしく移住してはじめてわかったことです。

ちなみに賃貸物件でも町内会費は必要です。しかも、おなじ長野市内でも住む場所によって町内会費が違います。私は長野市内で2回引っ越しているので、現在の居住地を含めて3か所の賃貸物件に住んだことがあります。

結婚前に住んでいた市街地に近い場所では250円/月でしたが、結婚してはじめて住んだ郊外では800円/月でした。そして今は300円/月です。

長野市内ではこの程度ですが、人口の少ない私が生まれた飯山市のある地域は3,000円/月以上でした。また、地域によっては町内会費とは別にお祭りなどの協力金を徴収される場所もあります。

こまかい情報ですが、移住する前に知っておいて損はないと思います。

最後に。

今回は信州の嬉しい現実と厳しい現実をお伝えしました。
人も場所も良い面もあれば、悪い面もあります。結婚前は分からなかったけど、結婚してから分かったことがあるのと同じです。

しかし人も場所も、いい面も悪い面もすべて含めてその人(その場所)です。
「いろいろあるけど、トータルOK!」と思える移住先を探しましょう。
もし、それでもあなたが信州を気に入ってくれたら、移住の夢のお手伝いをいたします。

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合言葉は「おかえり、信州へ。」
あなたの移住の夢をお手伝いする伊奈香澄でした。

ではまたのちほど。

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