自分を取り戻そう
割引あり
1.はじめに
私たちは大人になるにつれて会社や地域社会や文化などの文脈に染まり、ややもすると自分を見失いがちになります。
そのためには、そうした環境から一定の距離をとって、自立する方法について哲学者カントは著書の中で書いています。
カントはその本の中で「自分自身で考える勇気を持て」といっています。
大人になればなるほど、いろいろなしがらみから抜け出すのは容易なことではないために、「勇気をもて」といっているのです。
今回紹介するのは、御子柴善之著の『自分で考える勇気』(岩波ジュニア文庫)という本です。
この本は、カントの『純粋理性批判』をベースに、ジュニアのためにわかりやすく解説した内容になっています。
もし皆さんが、まっとうな大人になりたいと思うなら、ぜひ本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。
自分で考えることは、勇気を必要とする一つの冒険だからです。
ここから先は
1,724字
/
5画像
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?