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ボタンの博物館

馬喰横山という駅がある。知り合いの人が「馬を喰うっていう字が強いし、横山やすしを思わせるから恐怖を感じる」と言っていた。馬喰横山は駅の中で名前が変わるとこなので、またの名を東日本橋という。江戸の華やかさを感じる。

むかし通勤の際に馬喰横山→東日本橋の乗り換えルートをしていたので、駅の表示に「ボタンの博物館」というちょっと面白そうなとこがあることを見て知っていた。

ユザワヤとかでもボタンは見てるだけでかなり面白い。いろんな種類があり、宝石みたいなすごいやつもあるし、ふざけたデザインで笑わせてきたりもする。透明なやつ、角のやつ、キャラクターの形のやつ……いろんな小さいものが並んでるだけで楽しい。博物館なら完全に面白いはず。そのうち行ってみようと思っていた。

ところが調べてみると、完全予約制なのでフラッと入って見て帰るということができないことがわかった。めんどくさいので行かないでいたら改装のためなんと数年間の休業になった。あまりに長いので失礼ながらそのまま閉めんのかなとか思っていた。しかし今年、リニューアルオープンした。

「5/25まで予約不要で見られる」という情報を発見したので、5月の良き日に行ってみた。写真OK、SNSアップもOKということなので、写真をたくさん撮った。そして載せます。では見ていきましょう。

エントランスもボタンです

あっ ゆるいぞ

エナメルの手の込んだデザイン きみは本当にボタンなのか?ブローチでは?

彗星が観測されたときの記念のボタン 金属をカットしてきらきらさせる加工

これは貴族の子息たちの卒業旅行の記念品として作られたボタン
旅の景色が遠近を工夫して描かれています

大人になって革命が苦しいときとかに取り出して見てたのかも…

これも絵にガラスがはめ込まれているパターンのボタン
このタイプのボタン好きですね 絵もいいですね

ゆる!最高!

これは輸出用に薩摩で作られていたものだそうです うつくしいです

!?

このへんのすごい顔のけもののボタンは、貴族の狩猟クラブ用ということです 狩る気まんまん

ハァ…きれい

このようなすごいボタンをつけるにふさわしい服っていうのはどういうものなんだろうねえ…

1920年代のモガの皆さんがつけていたボタン

ドープ

女子高生が女子高生のキャラクターのケータイストラップつけてたみたいな感じなのだろうか…目の穴っていうのがつよい

ウワァーッ!これは!

マイクロモザイク!

とんでもない細かい細工です 

こんな贅沢をしてはバチが当たらないか心配!
私が仮面ライダーになるときがきたらこれを変身ベルトにしたい

ボタンの博物館で見てきたものをかいつまんで載せました。
いまは完全予約制のようです。
一人ひとりにオリジナルの解説アプリが入ったiPhoneを貸してくれて、それで歴史や背景を見ながら見学することができます。私が行った日には管理人さんがかなり多い団体客の予約の電話に対応されていました。盛況のようです。閉めるのかと思ったりしてすいません。
アンティーク風の木の展示棚などの雰囲気もよく、リニューアルしたばかりなのできれいでゆっくり見られるしたのしかった。

写真の整理をしながら日をまたいで書いたので、最初のほうと文章のテンションが変わってしまった。
馬喰横山という名にふさわしく、馬刺しの店とかあったらおもしろいなとか思いました。

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