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結果と優先順位

 こんにちは。お久しぶりです。
 なんとなく文章を書く気分になったので、筆を執ってみようと思います。無論、筆ではなくてキーボードだけどね。

 はじめましての方もいると思うので、簡単に自己紹介をします。Eと申します。二十数年生きている人間です。そこら辺の国立大学で国語系のお勉強をしました。文章を書くことは割と好きです(才能があるかどうかは置いておいて)。最近まで先生をしていました。どうぞよろしくお願いいたします。

↓以下本題↓

結果と優先順位


 結果が同じなら、あなたは何を優先するでしょうか?

 私が聞きたいのは例えば次のようなことです。
 学生時代の定期テスト期間を想像してみましょう。あなたにはとある事情があって、いずれの教科も試験対策ができていません。
 残された時間はほんの数時間しかないし、今更勉強を始めたって、結果はそう変わらないでしょう。あまり寝ていないから寝ちゃおうか。しかし1点でも多く取れるなら取りたい。あ!ちなみに今日が締め切りの宿題も放置したまま残っている!そんな状況です。
 さあ、何から始めますか。

 上記の例に対する答えはたくさんありそうです。
①一番苦手な教科の試験対策をする。
②逆に、得意な教科の試験対策をする。
③今日が締め切りの宿題を終わらせる。
④試験中に寝てしまってはいけないから全部諦めて寝る。
 このようなところですかね。

 ①が一番一般的な考え方なのですかね。一番勉強が足りていない教科を補う。苦手な教科は特に、年間を通して点数が悪いと留年の危機もありますからね。
 ②はどうでしょう、少数派でしょうか。今回の試験における総合点だけを考えるのであれば、②は効率がよいかもしれません。
 ③、④は何となく賛否両論ありそうな気がします。笑

 実際は様々な都合や場合があるでしょうし、一概にどれがよいとは言えないと思います。ただ、ある程度自ら優先順位をつけていくことは可能であると考えています。

 例えば私なら、迷わず④→③→①→②の順に並び変えます。それは、私の中に「自分(一次的欲求)→他人→自分(二次的欲求)」という優先順位があるからです。

 予想外であったかもしれませんね。私の考えとしてはこうです。

 まず大前提として、よいコンディションで生存していないことには、試験など受けられません。私の友人の中にも実際に、大切な試験当日に熱を出してしまった人がいます。出したのは実力ではなく熱、なんてね。笑えません。睡眠や食など、生きていく上で必要不可欠なものは第一優先にするべきです(という言葉に甘えて食べて寝てばかりいてはだめですが……)

 また、①②の優先順位は下げています。基本的には自分が点数を落とすだけで済むからです。

 しかし、④に関しては多少事情が異なってきます(と少なくとも私は考えています)。宿題など提出物は、遅れて出されると先生側にとっては割と迷惑なのです(先生側経験者)。
 いや、先生の本音としては、クラスに2人くらいは遅れて出してくるだろうと、毎回想定済みではあるのです。それでも、提出物が複数あったりすると、「これ出してないのがA君とCさん、もう一つの方は……あああれれ名簿にチェック付けたっけ!」などなど頭の中が大忙しになってしまうのです(E氏が不慣れだったのもありますが!)。

 ということで、個人的にはそのような優先順位があります、という感じです。皆様はいかがでしょうか。

 この優先順位は、試験の例でのみ役立つものではありません。目を凝らしてみると、日常生活は些細な「優先順位の選択」で溢れています。

 例えば、E氏の周りでよく起こるのが、名付けて「E氏空腹問題」です。E氏は誰かと出かけた先ですぐ空腹になり、E氏は何でもいいから近くにあるお店でいいから入って何か食べたいわけです。ところが相手は近くにあるお店を素通りします。同じ値段なら、少し遠くても口コミ評価の高いお店に入りたいのです。結果、どうせどこかで食べるのだからどちらの意見を優先してもよいわけです。どっちの気持ちも分かる。

 話は冒頭の問いに戻りますが、大体の事象には優先順位を付けることが可能なのですよね。今まで意識していなかった日常にも、順番の概念を取り入れてみると面白いかもしれません。
 ただ、優先順位や価値観は人それぞれであり、決して押し付けるべきものではないと考えています。互いの「優先順位観」がぶつかってしまったときには、落ち着いて話し合いができる人間関係を構築したいものです。本当は話し合いができない人間とは一切関わりたくない(価値観の押し付け)。

 おしまい!今回もありがとうございました。次回もテーマだけは決めてあるので、気分が乗ったら更新します。

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