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イベント予告動画ってどんななん?

この投稿は「Backlog Advent Calendar 2021」の2日目の記事です。内容はJBUGを運営する中で作った予告動画についてのお話です。ここで言う「予告動画」とは、コミュニティイベントの開催前にTwitterとかYoutubeにアップするイベント開催を告知する動画のことです。

なぜ予告動画を作るのか?

勿論、コミュニティイベントの集客が目的です。じゃ、予告動画作ることで集客どれくらい増えるの?って気になりますよね?なんかコタツ記事みたいな書き出しですけど。
先に言っておきますけど、この記事における結論は、「多分…。ちょっと増えた可能性ある?」です。ということで、このまま読んでもそれくらいの知見しか得られませんすいません。真面目にアナリスティックツールでも使って解析したら出せるんですけど、そこまでやってないんです。とはいえ、コミュニティイベント運営してるとやっぱり集客は重要で、自分の場合はモチベーションに直結してたりします。せっかくやるんだから、沢山の人に来て欲しい、みんなと知見を共有したい、参加者少ないと登壇者のテンション落ちるかも、とかまぁ集客少ないと色々悩まざるを得なかったのです。
そんな時、たまたまオンラインで有名なスターとお話する機会があり、集客についての悩みを吐露したところ、「予告動画とかいいんじゃないですかね?」というアドバイスを頂きました。その時は「ほぇーなるほどそうっスかー」とか納得したフリしてたんですが、実際は全然集客に繋がるイメージは持ててませんでした。なんなら「動画作ったところで大して宣伝効果無いんじゃね?」とすら思ってました。とはいえ、偶々自分は趣味で猫動画を作っており、動画編集のツールとスキルはとりあえず持ってたので試しに1本作ってみるかー、という感じでやり始めたのでした。

最初に作ったやつ

これは予告動画じゃなくてダイジェスト動画ですね。動画作ったら?と言われたのがイベントの打ち上げで、次回開催は未定だったので創作意欲が消える前に作ろう、とテスト的に作ったものです。とはいえ登壇者が過去最高に豪華だったこともあって、気合い入れて作ったのを覚えてます。使いたい絵が沢山あって作成には結構時間かかりました。8〜12時間くらい掛かってるんじゃなかろうか。頑張って作ったから個人的にも気に入ってます。これの本編アーカイブはこちら

1本作ってみた結果と2本目作成

登壇者の皆様やらツイートで動画見てくれた方から結構お褒めの言葉を頂くことができて、とても嬉しかったです。そして何より作ってて楽しかった。動画作成時、楽しかった旅行の写真を整理してるような感覚を味わえました。(これはダイジェスト動画でしか味わえないものだけど)この時点で当初目的だった集客云々はもはや忘却の彼方なんですけど、もういいでしょう。楽しければ何でも良いです。
で、そうこうするうちに次のイベントの開催が決まったので、今度こそ、という感じで動画を作ったのがこちら。

予告動画という意味では1作目です。FinalCutProについてるテンプレートをベースに時間調整と登壇者の写真を組み合わせたシンプルな作りです。予告動画の要素は一通り抑えてる筈(なにが正しいのかわからないけど、少なくとも伝えたいことは書いてある。そしてまぁ、最後まで見れる)。

2本目、予告動画とその結果

2本目作って、ツイートしてみると、想像してたより動画の再生回数が伸びていることに気が付きました。その時のツイートがこちら。

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「たった188回かよ?」って思いました?いやいやいやいやいや。自分、これまで「2桁いったらスゴイ」の世界で戦ってたんで3桁突破してる時点で偉業なんですよ。その証拠にリツィートとイイねの数が1桁ですから。これがMAX値みたいなもんでした。そこからすると188回動画が回ってるってことは自分にとっては異常なことなんです。それで、これはもしかして集客期待できるかも!と思ったんですが、残念ながら客足はいつもと変わらなかったのでした。(でもこの回の中野さんの発表はマジ名作なので予告動画見んでいいからアーカイブで見てほしい。

3本目とその結果

予告動画作りの楽しさとツイートの再生回数に魅力を感じた僕は3本目を作ります。もう完全にイベントの集客とは切り離された世界で、ほとんど趣味で動画を作り出すようになりました。その結果生まれた3本目がこれ。

これはもうFCのロック●ン2のOPを作りたかったんです。ただただそれだけです。完全に趣味が暴走してしまってます。動画の出来には満足してますが、予告動画としては如何なものかと、少し反省しています。そしてツイートした結果はこちら。

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再生回数は前回よりもドーンと増えてます。そしてリツイート回数とイイねの数も随分増えました。時期的にBacklogWorld開催した直後だったのでJBUGに興味持ってくれた人が多かったのかもしれません。あとはBGM提供してくださった方につながってる方がイイね!くれたのかも?いずれにせよ、ありがたいありがたい。本編アーカイブはこちら

4本目とその結果

3本目で反省した、というか、自分が個人の趣味でやりたいことをやりきった感があったので、3本目からしばらくの間は動画作りませんでした。まぁ自分の創作意欲なんてそんなもんです。そんなとき、あづみさんという素晴らしいグラレコライターがJBUG運営に加わってくださいました。最初はイベントのフレームだけを合作しよう、という話だったのですが、フレームだけでなく、登壇者の似顔絵を描いてくださったのです。それを見た時「この似顔絵は画像として出すだけじゃ勿体ない!おぉ、これ、画像を使ったスライドショーならすぐ作れるんじゃないか、いけるか俺!?」と、4本目の予告動画を作る意欲がムクムクと湧いてきたのでした。そんなこんなで作ったのがこちら

動画作ろうと思ってから、イベント開催までの時間が2日くらいしかなく、制作時間が取れなかったので、流れは2本目のフォーマットとほぼ同じなのですが、あづみさんのイラストがこれまでと違う味を出してくれてます。背景がトンボありに切り替わるところでBGMの盛り上がりを持ってきてるのが密かなこだわり(ぶちアゲ)ポイントです。短時間で作ったわりにバランスが良い動画になってる気がします。で、このときのツイートがこちら

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oh...すごい。3本目と比較しても再生回数がめちゃめちゃ増えてます。この時は動画公開後にイベント参加申し込みがグッと増えた感じを体感できました。とはいえイベント前日って大体参加申し込みが多くなる傾向があるので、予告動画が役割を果たしているのかはよくわかりません。でもまぁなんかカッコいいの作れたし、あづみさんが喜んでくれたからそれで良いです。本編アーカイブはこちら

予告動画作る時に気をつけてるポイント

このままだと拙作を垂れ流すだけの記事になっちゃうので、自分が予告動画作る時に気をつけているポイントを4つ書きます。別に自分は動画制作で飯食ってないので、参考程度にお読みください。マサカリとか飛ばさなくて良いです。マジで凹むんで。

①動画の尺
自分が一番気にしてるのは動画の短さです。個人的に素人の作った動画で長いのは見るに耐えないので、とにかく短く、目安は1分以内、長くても2分以内、というルールを設けてます。自分の中で、動画編集のコツは「迷ったら切る(捨てる)」だと思ってます。とにかく切って切って切りまくるぐらいで丁度良いです。実際編集してると絶対長くなる方向に行くので、最初から長さを決めておくのは重要だと思ってます。なにせ予告なんで。

②BGMの種類
ただのスライドショーにBGMつけるだけでそれっぽくなるもんです。お手軽ですね。どんな曲がいいのか?って話なんですが、自分は基本的にアップテンポ且つ、サビ的な盛り上がりポイントが時間内にある曲を選びます。EDMは盛り上がるポイントまでの流れが分かりやすいので、使い勝手が良いです。それかギターロック。ギターがギュインギュイン鳴ってるやつはセリフがあると使いづらいけど、予告動画にセリフはないので組み合わせとして良い気がします。逆にスローテンポな曲で予告動画作れる気がしません。コツ知ってる人いたら教えてください。

③音と映像のシンクロ
一通り動画の流れができたらプレビューで何回も再生して音楽と映像転換のタイミングをなるべくシンクロさせるようにします。自分が尺の次に気を使ってるポイントです。見ていて気持ち良いとか、不思議ともう一回見たくなるって動画は、多分シンクロが上手く出来てるのだと思ってます。この要素は、おそらくロジックとか理論で説明できるところだと思うのですが、独学なので一切説明できません。完全にノリと感覚でやってます。まぁ自分が見てて気持ちよければOKです。ただ、コレをやりすぎると、肝心の告知内容が表示されてる時間が短くなったりしがちなので、そこは注意しています。

④配信方法
予告動画をTwitterに直接添付してつぶやくと、(多分設定にもよるけど)結構な確率で再生してもらえるし、一回の視聴で伝わる情報量がテキストのツィートよりも圧倒的に多いです。ついでにリツィート率もなんだか高いような気がします。ちなみにYoutubeに動画をアップして、そのURLをツイートするのはダメダメでした。(自分の運営してるチャネルがあれば別かも?)自分の場合は再生数みて泣きました。二度とやらない。

最後に

予告動画を何本か作ってわかった事は、当たり前だけどイベントの集客要素のメインは登壇者とテーマだという事。これがちゃんとしてるのが1番大事です。んで、予告動画はそれらを周知するツールで、一度フォーマットが出来れば作成コストもそれほど掛からないし、宣伝ツールとしてはそれなりに効果的な手段であろう、という捉え方をしています。実際、これまでのツイート画像を見ていただければわかる通り、再生数もリツイートとかイイね!もわかりやすく増えてますし。やはり冒頭に書いたスターのアドバイスは的確だった、ということが証明されてるわけです。さすがスター!!!
ということで、これからもJBUGの予告動画は気が向いたら作っていこうと思ってます。もしTwitterで見かけたら是非「いいね!」とかシェアとかリツィートして頂けると幸いです。さらに気が向いたらJBUGに参加申し込みをして頂けるとさらに喜びます。それでは少し早いですが、来年もよろしくお願いします!

JBUGについて

JBUGはnulab社のプロジェクト管理ツールBacklogのユーザー会です。プロジェクトマネジメントについて気軽に考える場として全国の支部で活動を続けています。



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