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オフラインの価値について

皆さんこんにちは。Office LiNQ片貝です。
なんだかぐっと暑くなり、もう真夏なの??と思うくらいの気候になりましたね。私は、風がだんだんと熱と湿度を帯びていくこの季節が大好きです。なんだかエネルギーを感じませんか?私は「となりのトトロ」に出てくる森の感じが大好きで、劇中で流れている「風の通り道」という曲が特にお気に入りです。だんだんと夏めいていく風を感じると、いつもこの曲を思い出して、トトロの森にある生命力を感じます。
 
この「風の通り道」という曲、誰が作っているかご存じですか?そうです。ジブリ作品ではおなじみの久石譲さんです。私は長年久石譲さんの曲に魅了されてきました。久石さんの曲はなぜだかいつも懐かしさを感じさせてくれます。そしてどの曲も生命力を感じます。
 
私は一度だけ、久石譲さんのコンサートに行ったことがあるのですが、それはもう素晴らしいものでした。生で観て、聴いて、「音楽を聴く」とはこのことを言うのかと初めてわかったような気がしました。というのも、音が入ってくるのが耳からだけではないんです。肌を突き抜けて、直接心臓を突かれるような感覚でした。久石譲さんのコンサートをきっかけに、私は好きな音楽は生で聴こうと決意しました。
 
新型コロナウイルスの感染拡大により、多くのライブ(コンサート)が開催を断念せざるを得なくなりました。私も予約していたアーティストのライブが中止となり、返金されてきたときは、これからどうなるのだろう?いつまた生で聴けるようになるのだろうと絶望的な気分になりました。
 
先日、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、観光する人が増えたり、イベントが増えたりして、街に活気が戻りつつあります。そんな中、ライブ(コンサート)はどうなったのかというと、オンラインと会場のハイブリットで開催するアーティストも出てきました。私はもちろん、オンラインのライブも観覧しましたし、十分に楽しむことができました。オンラインは会場ではできないステージの施しやステージ転換、演出ができるため、新しい魅力があると思います。そして会場に行かなくても家のソファでゆっくり堪能できるというメリットもあります。今後好きなアーティストがオンラインのコンサートを開催したら、私はきっと参加するでしょう。
 
しかし一方で、私が初めて久石譲さんのコンサートで体感した心臓に響く音を聴くことはできません。これからオンラインでのライブが浸透したとしても、おそらくこの生の良さを求めるニーズはずっと残っていくと思います。
 
先週、支援している事業者様が地元の商店の仲間たちと地元客向けのイベントを開催しました。その事業者様は今後所有している空き地をイベント会場として整備して地元を盛り上げていきたいと準備しています。コンサートもその他のイベントもオンラインで開催できることを知った私たちですが、それでも生で会って直接肌で感じ合うことの良さも同時に知っています。
 
これから企業の支援者としては、オンラインの便利さをもって生産性や効率を上げる取り組みの支援を行うと同時に、オフラインの良さである「五感で楽しむ」価値を上げる取り組みの支援をしていきたいと思っています。

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