TOEIC 900点から始める英語スピーキング (発音矯正に関して多め)
それでも英語が「ペラペラに話せる」夢を捨てられない人達へ。
こんにちは、noteで主に英語のスピーキングに関する記事を投稿しているきむきむです。
普段はiMyMe-Englishという、TOEIC 300点台からTOEIC 900点を達成するためのサイトを運営しています (ガジェット情報も多めです)
おかげさまで毎月数万人ものユーザーにアクセスして頂いておりますが、
こちらのnoteでは、普段iMyMe-Englishでは取り上げないテーマについて記事を配信しています。
今回は、TOEIC 900点から始める英語スピーキングです。
一体どのような方を対象にしているかというと、
一言で言えば、英語が「ペラペラに話せる」夢を捨てられない人達。
より具体的に言えば、
・これまで留学や海外旅行の経験がない。
・独学でTOEICの勉強を行ってきた。
・それでもTOEICの900点を取得している。
・英語の発音を習ったことがない。
・オンライン英会話の経験がない。
といった方たち。
そこからワンランク上を目指し、
これからは英語によるインプット(リスニング、リーディング)だけでなく、
アウトプット(スピーキング、ライティング)の学習を始めていきたいと考えている。
そういった人たちへ向けて学習法を紹介するのが、こちらの記事になります。
昨今は
・4技能をバランス良く鍛える学習法 (聞く、話す、読む、書く)
・オンライン英会話
・フィリピン留学
・第二言語習得論(SLA)
・AIによる学習、翻訳機
・VR英会話
など英語学習において新しい波が来ていますが、
従来型のインプット偏重(リーディング、リスニング)教育を受けてきた人が、
どのようにして英語のアウトプット能力を高めていくか、その方法やコツに関して書かれた情報が少ないように感じています。
それもそのはずで、
TOEIC L&R テスト 900点を取得するというのは、国内で英語を学習し、海外へ渡航経験がない人にとって非常に高いハードルで、
普通はそのようなハイスコアを獲得する前に、異文化交流を経験している方が大多数だからです。
ただその中で、どうしても英語がペラペラに話せる夢が諦められず、
継続的、あるいは不定期に学習を続け、独学でTOEIC 900点を取得した方もいると思います。
この記事は「そのような方」へ向けて書かれており、
これまで英語学習においてインプット偏重だった、
つまり学習欲や知識欲が高く、海外への憧れや異文化間コミュニケーションに強い憧れ、もしくはそうした日常を手に入れたかったけれどこれまでチャンスが無かった人が、
英語でスピーキングの特訓を始めた時に感じる強い挫折感を覚えること無く、
スムーズにアウトプット能力を高めるための秘訣を紹介していきます。
もちろんすでに海外旅行やオンライン英会話などの経験がある人も大歓迎です。
是非一緒に英語のスピーキング能力を高めていきましょう。
<初めに選択すべきこと>
英語能力を高めるにあたって、基礎となる事柄はすでに判明しています。それは
①単語力
②文法力
③発音
の3つです。
特に文法事項に基づいたスピーキングの運用能力を高めなければ、ただ単にフレーズの丸暗記に基づいたスピーキングしか行うことができず、
決められたシチュエーション以外対応できないなど、応用力に欠ける可能性があります。
もちろんスピーキング初心者であればそれでも全く構いません。
というのも、手っ取り早く学習効果が高い方法を採用することは、英語による会話が楽しいと手軽に感じることができるからです。
その意味では非常に効果的です。
ただ皆さんの場合はTOEIC 900点とすでにある程度の知識が身についており、実際にそれを使用して英語を話す能力はともかく、基礎は身についているはずです。
そのためここで考えるべきことは、まず初めに「英語の発音をどうするか?」という問題です。
選択すべきは、
①ノンネイティブとして、それなりの発音を目指す。
②ネイティブに近い発音を目指す。
の2種類です。
<ネイティブに近い発音を目指す>
日本人であるにも関わらず、ネイティブに近い発音とはどのようなことでしょうか?
TOEICの公式サイトが面白い動画を公開しています。
こちらは東京外国語大学に通う学生さんが話す英語によるインタビューです。
・スピーキングテスト 150点/200点。
・ライティングテスト 160点/200点
・L&R テスト 950点/990点
とかなりハイレベルな方です。
日頃から寮でイギリス人やドイツ人、アジアの方と英語で話す機会が多くあり、非常に流暢な英語を話しています。
またよく日本人学習者にありがちな、日本語のように声の高い英語ではなく低い音を出し、表情からも英語を話すことに対する照れが全くないことが印象的です。
もちろん話している内容や表現力はまだ成長できる伸びしろがありますが、
彼女のようにスムーズな発言ができるようになることが、ネイティブに近い発音を目指す模範例と言うことができます。
ただ国内のみで今まで英語学習を行ってきた人にとっては、ここまで来るのは非常にハードルが高く、専門家によるトレーニングを受ける必要があります。
<ノンネイティブとして、それなりの発音を目指す>
次に、ノンネイティブとしてそれなりの発言を目指すケースです。
多くの方にとってこちらがベターな目標となると思います。
皆さんはすでにTOEIC 900点を取得するなど知識や経験があるので、
いわゆるサバイバルイングリッシュ、ジャパングリッシュといったものから抜け出し、
ネイティブの方が聞き返すことなく一発で内容を理解できるレベルの発音です。
具体例はこちらです。
こちらも同じく東京外国語大学の学生さんで、
・スピーキングテスト 140点/200点。
・L&R テスト 890点/990点
とL&Rテストの点数ではみなさんと非常に近いレベルです。
ただスピーキング能力は、日本人として非常に高いレベルです。
質問に対し詰まることがなく、「あ〜、え〜」など無駄な言葉がありません。(ちなみにFiller/つなぎ言葉と言います)
先程紹介した方と比べると日本語訛りを残した英語を話し、声が高いのはわかりますでしょうか。
国内で今まで英語学習を行ってきた人の目標とすべき英語は、「彼女のような英語」です。
つまり、
・言いよどむことなく英語が出てくる流暢性。
・喋っている英語と感情がリンクしている。
このスムーズさ(fluency)と誠実さ(truthfulness)が伝わる英語です。
ここまでくれば十分英語がペラペラと言うことができます。
「ネイティブに近い発音」を目指すか、「ノンネイティブとしてそれなりの発音」を目指すか、
英語学習に投入できる時間やお金を考慮しつつ、自分でベターだと感じた目標を設定してください。
この後は、具体的な発音の学習法について説明していきます。
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