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英語コーチとして:私の教え子②ローマ字が邪魔をする!単語のスペルが正しく書けないただの中学生

中学生になったとたん、小学校の英語から一転して、ひたすら正しく単語のつづりを書かされ始めます。普通の中学生1年生には、これが最大の難関と言っていいでしょう。なんといっても、書けないのです!しかも、そこにローマ字が絶妙に邪魔をしてくるのです。

このパターンでつまずく教え子はたくさんいるので、今日は、そんな生徒さんたちにどうやって教えているか紹介しましょう!

サンデーはSandayと書きたい・・・

『英語のスペルと発音が一致しない問題』は、
スペイン語を勉強した時に、痛感しました。
スペイン語は日本語によく似ていて、母音までしっかり書くし、
発音もします。
みたまま発音してもほぼ間違いありません。
ところが、英語はSundayなのに、スンデーとは発音しませんよね。
中学生としては、Sandayにしてほしいわけです。
ローマ字という強烈な邪魔者がいて、Sandeiと間違えることも1学期はよくあります。

語呂合わせしかない!イラストで強化!

例えば、曜日で一番難しいのが、WednesdayとSaturday、油断していると、Tuesday, Thrusdayにも足元をすくわれます。そこで、私は、以下のような語呂合わせで覚えさせています。

Saturday: satu=お札 + rアール=お札があるよ、札アールday
Wednesday:Wは語呂合わせがどうしてもできないので、Wだけは覚えて、とむちゃくちゃな事を指示します。笑
そのうえで、ed=江戸 +nes 寝過ごす=江戸で寝過ごすウエンズデー
これをさらに、私のイラストをつけて、寝過ごしている顔をつけておくと、生徒たちは大喜び!
Tuesday: 何もっているの?転ばぬ先の『これ、杖ッス!』 

生徒たちは、「この覚え方、めちゃめちゃ無理あるじゃん!!!」と言いながら、すぐに覚えてくれます。
「忘れたくても忘れられないよ!はい、今、書いてみて!」と言って、すぐに書かせてみる。
当然、「かけたー!」ってテンションが上がります。

そして、卒業しても、「先生のおかげでまだ水曜日スペル書けます。でも、テストで一度も出なかった!」と報告してくれる子も。笑

その他、
Make: ものを作れなかったら、負け(make)
Run:ルンルン気分で走ろう
take: 高けーところにあるから、とれない
などの動詞も覚えさせました。

ローマ字がインストールされてしまっている中学生には、ローマ字を活用するしかない

私もローマ字に邪魔をされてスペルの暗記が難しかったタイプの人間ですので、ローマ字を完全活用するしかありません。アププレ、インテレスティング、ムジック、ファモウセ、アマジング。。。apple, interesting, music, famouse, amazing今でも、書く時はローマ字を思い浮かべて書いています。

ローマ字をインストールしない子供たちはどうなるのか?


私の子供は、現在小学1年生ですが、1年前から公文式で英語をしています。公文では写せることができたらOKという基準なので、まったく暗記はできていませんから、このまま中学のテストを受けたら間違いなく0点です。しかし、カタカナをつけなくても、正しく読めています。これは、ローマ字やカタカナを一切見せずにただ、見て読ませて写すという作業のみをやらせた結果なのだと思います。

公文は、Gレベルまでやればいったん卒業しようと思っていますが、最初の導入としては良かったのかもしれません。ただし、スペルが正しく書けるかは別ですね。実験中です。

そもそも、ここまでスペルを正しく書かせる必要はない


SaturdayもWednesdayも読めたらいい、発音できたらいいと思っています。あまりにスペルにこだわりすぎて、
聞く話すのトレーニング時間が短くなっている中学英語。
話す訓練をしてあげたい、でも、定期考査で点数もとらせてあげたい。

中学生を教えるときは、いつも葛藤しています。

みなさんはどうですか?


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