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自分で必ずメモを


年始に#つくってみた 仕事を通して、受け取った言葉語録


この言葉を受け取った時の思い出を書きます。

なんでもすぐに自分の手でメモを取りなさい。

https://note.com/imuyama/n/n3fc50dabc49c


前回に引き続き、パン屋さんで教わったことのお話です。


数年前、「メモの魔力」という本がベストセラーになりましたね。



このタイトルを見た時、あぁ、学生の時に教わったことと同じだなぁ。大事なことを教えてもらっていたんだ。と、不意に感謝の気持ちが湧いてきました。

20年前は、今と違って決済方法が単純で、勤務先でのお会計は現金のみでした。POSレジもなく(大手チェーンなどでは取り入れ始めていた)、パンの金額をスタッフが暗記して、158円なら1,5,8と手入力をしていました。

まずパンの種類と値段を覚えなければなりません。
一番初めに、パンの絵と名前と値段を書く、という時間を与えられました。絵の上手さや丁寧さは関係ありません。よくその商品を見て、自分の手を動かして、特徴を自分の頭に記録することが目的です。
接客の合間に、他の仕事も覚えながら書くので、数日の時間をもらえました。

パンは百数種十類。美術の授業のような楽しさがありつつも大変な作業でした。が、どんな作業も「書いて覚える」が身に着いたのはこの時かなと思います。
メモを取る時間がないこともしょっちゅうでした。
そういう時は、作業が終わった時間、忘れないうちに、なるべくその日のうちにメモに残すようにしていました。

(最近知ったのですが、キーボード入力と手書きでは、手書きの方が作業工程(直線、曲線、とめ、はね、はらい等)が圧倒的に多く、脳が段違いに活性化されるらしいですね。このおかげで、手書きの方が記憶に残りやすいとか。)

卒業して社会人になると、メモを取れる時間はぐっと少なくなりました。
またタスクがどんどん積み重なって、抜け漏れが発生しやすくもなりました。
これを防ぐべく、忙しい時でもあえて一呼吸置いて、
「ミスを防いで効率を良くするためだ」
と自分に言い聞かせ、メモの優先順位をあげています。(決して最優先ではないです)
殴り書きでもいいのです。
型番一つくらいなら覚えていられると思いがちですが、違う作業を挟んでしまうと、あれ?どの型番だったっけ?とわからなくなってしまうので、人間の記憶力なんて当てになりません。頼るべきはメモです。

「メモを取っても、後から読み返すときには、字が汚くて読めなかったり意味がわからなかったりするんだよな……。」
なんて思ってる方、いませんか?

メモの取り方のコツは、
重要なことから順番に、今日から働く新人さんにもわかるように書くことです。
これができると、書くことで忘れにくくなりますし、忘れてしまった未来の自分からめちゃくちゃ感謝されます。更に、未来の自分は過去の自分を褒めることで、自己肯定感爆上がりですw

学生の時に大切なことをたくさん教えてもらったパン屋さんには本当に感謝しています。

家族に美味しいもの買ってあげたいと思います!世界平和をお祈りしに神社へ行きます!