![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146284387/rectangle_large_type_2_ded693832be743dbeb8352e251efbe6b.png?width=1200)
Photo by
akiyamaikumi
ギラギラ剥がれて、
繁華街を歩くとき、品定めされても良いくらい自信を持つこと。だからマスカラを入念に塗る。すれ違うとき、舌打ちされないように。念入りにヘアアイロンで髪に熱を通す。顔の前に手を出されても、立ち止まらずに無視できるように。くだらないとは思ってる。自分なりに前を向ける顔を作っても、薄暗い照明の下じゃなにがなんだか分かんないし。もう会うことないだろうなってひとが、もう会うことないだろうなと気付かせてくれる前、「白電気の下で、こいつ肌汚いって思われたないやん」、とファンデーションなのか元々なのか綺麗な肌を撫でながら言っていた。みんな同じこと思うのかなあ。ギラギラと薄暗く光るわたしの希望(絶望とも言う)は、いつか消えるから光るのかな。そうは思いたくないけど、それは。負けたほうが良い勝負は、確かにあるってこと。
きみのかおがもうわからない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?