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子育てに劣等感を感じるママがわかった大切なこと

夕方18時、アルバイトを終えて大学生の息子が帰宅。
息子は大学4年生。
卒業の単位は足りているらしい。
内定をいただき、いまはアルバイトと教習所の毎日。

「あ~、疲れた!お腹空いたし、暑さでまいったぁ」とリビングへ。
リビングの隣の部屋で仕事をしている私に聞こえるようアピールしている。

30分ほど経ち仕事を終えたわたしは「唐揚げ作るよ!」と、冷蔵庫を開けながら息子に話しかけた。
「ありがとう」と言って、ソファでゴロゴロする息子。
”22歳なんだし、お手伝いくらいしてもいいんだよ”と口をつきそうになったけどガマンガマン。

わたしは10代に大病をしてから体調を崩してばかり。
体重も減ってしまい、体力がない。
それだけでなく、すぐに口内炎ができて花が咲き痛くて食べられないので太れない。
体力をつけようと筋トレをしても、ろっ骨にひびが入ってしまったこともあります。

奇跡的に子宝に恵まれたけれど、子育て中も体力はなく、いつも体がしんどかった。仕事をしてもすぐに体調を崩して続かず、寝込んでしまう頼りない母だったのです。

周りのお母さんは、明るく元気で仕事もしている。
スーパーなどで、そういうお母さんを見かけると比べてしまい”絶対的に劣っている”と思っていました。

それでも2年前から在宅ワークをはじめ、少しずつ業務の幅が増え、長時間働くようになりました。
いまでは安定した収入を得られています。
加えて電子書籍を出版し、わずかですが毎月印税もいただいています。

どこかに母として劣っていることの罪悪感があるからか、それとも母の愛なのか……。わたしができるのであれば、してあげたいという思いがあります。

その日は朝からミーティング続きでヘトヘトでした。
在宅ワークとはいえ仕事は忙しく、お昼ごはんも朝作っておいたお弁当をパッと食べます。
その日の夕飯は、常備菜を使ってササッと済ませる予定だったのですが、息子の姿を見ると身体が動いてしまいました。

唐揚げは息子の大好物。
小学生の頃から「なに食べたい?」と聞くと、かならず「唐揚げ」といっていました。なので、いつでも鶏肉は常備しています。

暑い中、唐揚げを油で揚げ、サラダやズッキーニとシーフードのイタリアン炒めを作りました。
「待たせてごめ~ん!」と言いながらリビングを見ると、ソファに横になっていた息子は寝ていました。
“なんだ、慌てて損しちゃった”と思いながら、ひとりで唐揚げを食べたのです。

自分は疲れていても、息子の好物を作ってあげたいという母心が芽生えていると実感しました。

完璧な母親である必要はない。
子育ては自分を犠牲にしてすることではない。

家族を思いやることの大切さを学びました。同時に「わたしも親になったな」と思った一コマでした。


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