親会社・子会社
結論
ある会社Aが別の会社Bの経営を支配しているとき、AはBの親会社という。
図解
「経営を支配」とは
法律の文言をそのまま表にすると、下記のようになる。
「議決権」とは、株の保有比率と考えて良い。
例えば、B社が10,000株を発行しているとき、
A社が3,000株を保有していたら、議決権比率は 3,000÷10,000 = 30%となる。
「特定の者」とは
法律の文言では、
自己の計算において所有している議決権と自己と出資、人事、資金、技術、取引等において緊密な関係があることにより自己の意思と同一の内容の議決権を行使すると認められる者及び自己の意思と同一の内容の議決権を行使することに同意している者
(財務諸表規則、第八条四項)
要は、会社が議決権を使って投じる票と同じ意見を投じるであろう人(会社関係者)のこと。
「一定の要件」とは
・他の会社の取締役会等の構成員の50%超が当社の役員など当社の意思で行動する人たちで占められている
・その会社の重要な財務及び営業又は事業の方針の決定を支配する契約等が存在すること
・他の会社等の資金調達額の総額の過半について融資をおこなっていること
上記のような要件を指す。
子会社のパターン
・ある会社の一事業を分社化したパターン
・同業種の会社を買収して業界順位を上げるパターン
・異業種の会社を買収してシナジー効果を狙うパターン
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