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【勉強法】簿記3級に合格しました!

お久しぶりです。note更新頑張ろう!と意気込んでも続かないどころか更新すらしなくなる日々ですが、さすがにネタがたまってきたのでぼちぼち更新していこうと思います。

今回は、タイトルの通り簿記3級に合格した話をしたいと思います!
きっかけから勉強方法、試験の感想をかいていきます~


簿記検定を受けようと思ったきっかけ

私、紆余曲折あり今年社会人8年目(!)になるのですが、高校生以来勉強をせずに過ごしていまして…
読書や仕事術系のネット記事やSNSをみてはいるものの、自分でアウトプットする機会が全くない。
それに、せっかく在宅勤務&残業なしで人より自由時間が多いのに、ダラダラなんとなく過ごす時間がもったいない。
リスキリングとか色々言われている中これはまずい!このダラダラ時間を有効活用したい!と思い、
とりあえず勉強をする習慣をつけよう!と思ったのがきっかけです。

なぜ簿記検定にしたかというと、とあるSNSで「社会人ならこの資格と同等のスキルは最低限あった方がいい」という内容の投稿をみかけて、その中に簿記3級やITパスポートがあったのと、勉強時間や難易度や受検の手軽さから、お勉強デビューにふさわしい!と思い、簿記を選んだ次第です。

勉強時間

・トータル勉強時間:50時間
・勉強期間:6/26~8/3
期間中、旅行や飲み会がありましたが、そういう日は勉強していません。

「簿記3級 勉強時間」と調べると100時間としているサイトが多いです。
私は経理経験ナシ、数学苦手でどちらかといえば文系になりますが、トータルの勉強時間は50時間ほどでした。個人差あるようですね。

使ったツール

※リンクについて、アフィリエイトなど全くないので安心してください

・参考書:パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級テキスト&問題集 2024年度版

・模擬試験体験用①:CPAラーニング

・模擬試験体験用②:ネットスクール 日商簿記2・3級 ネット試験 無料体験プログラム

できるだけ安く済ませたいけど、やるならちゃんと身につけたい。
そして個人的に紙の本じゃないと頭に入ってこないので、テキストは本屋で購入しました。
模擬試験やネット試験対策は無料のサイトを活用しました。

参考書の選び方

当初、「簿記3級 テキスト おすすめ」で検索して上位に出てくる別の参考書を購入しようと思ってたのですが、実物を立ち読みして比較した結果パブロフにしました。

選んだ理由としては、
・目がチカチカしない
・解説が小難しくなくわかりやすい
・説明部分と問題が出てくるペースがちょうどいい
の3点です。

簿記というものが初見で勉強習慣が皆無な私にとって、色味があまりなく文字も小さい、言い回しが堅苦しいような教科書感を出されると、本開いただけでテンション下がって読む気が失せてしまい…
パブロフはイラストがゆるめでフォントも色も優しい感じだったのと、
解説はしっかりわかりやすく、頭に入ってきやすいと思いました。

そして、勘定科目ごとにチャプターが分かれているのですが、
練習問題が3チャプターおきくらいに出てくる作りになっているので、頭に入れたものを理解できたか確認するペースがちょうど良いのも魅力でした。

また、紙のページをめくるときの質感もちょうどいい厚みでした。
立ち読みしといてよかったです!

勉強方法

私は、参考書を最初から最後まで読んだ後、ひたすら模擬試験を解くというシンプルな勉強方法でした。

①参考書を最初から最後まで読む

寝る前の1時間で参考書を読み進めます。
章やチャプターによりますが大半は見開きで1チャプター、1時間だと「3チャプター分読んで練習問題解く」というセットが2回分くらいです。
(財務諸表などは例外あり)
参考書を全部読み終わってから初めて問題を解くのではなく、小分けに問題演習を挟むことで覚えやすいのと、苦手なところを後から見返しやすくなります。

間違えたところは、解説を読んで理解できたらその問題に印をつけるだけ、理解できなかったり難しいと感じだところは、印にプラスで何が引っかかっているのかを付箋に書いて目立たせておきます。

次の日の朝、前日夜に解いた問題を解きなおします。前日正解していても間違えたものには同じく印をつけ、夜も朝も間違えたらさらに目立たせます。
朝の解きなおしのとき、前日に引っかかってたことが理解できていたりするので、睡眠中に頭の中が整理されているのかな…

本の中身載せるのは著作権上よろしくないので見せられませんが、付箋ペタペタした外見はこんな感じになりました。

少し見える手書きの字が汚すぎてごめんなさい…

横にはみ出ている黄色の付箋に、「何が引っかかっているのか」を書いてます。よく間違える勘定科目や財務諸表のチャプターに、上にはみ出ている紫の付箋を貼っています。

どんなに間違えても「とりあえず参考書を一周する!!!」ことが大事なので、最後まで進んでください。
参考書を一周するのに、約18時間でした。

②パブロフ購入特典のネット模擬試験を受ける

参考書を一周しただけじゃできるようになったとは言えないので、ここから模擬試験体験のフェーズです!

最初に使ったのは、参考書の購入特典でした。
このサイトは試験問題が1種類しかないので、実際の試験レベルに慣れるというよりは「ネット試験」の解答方法に慣れるためのサイトという位置づけだと後から気づきました…

問題の難易度は易しめです。初めて試験問題をこのサイトで解いたとき82点取れて「案外ちょろいじゃん!」って思ったら、次に使ったサイトの模擬試験で撃沈しました。

この勉強時間は1時間くらい。

③CPAラーニングの模擬試験を受ける

パブロフの特典だけだと全然不安なので、かの有名な「CPAラーニング」の模擬試験も使いました。これが1番使った。
CPAラーニングの模擬試験は3種類ありました。でもネット試験のような操作はできず、1つのPDFに問題と解答・解説が3回分入っているタイプでした。

CPAラーニングの問題はパブロフと違って難しかったですが、本来の試験と同じレベル感でした。
問題に出る桁や項目数が全然違うのと、出る問題の種類が豊富です。特に第2問の対策になりました。

初めてCPAラーニングの模擬試験を受けたら、合格点にいかないどころか時間が足りなくて全部の問題にたどり着けず、すごく悔しかったです。

第1回から第3回までを2回ずつ受けて、時間も点数もギリギリだけど合格になってきたときは、できるようになっていると実感しました。

このCPA時期の勉強時間は、問題解くのに1時間&答え合わせや振り返りに1時間なので、1日2時間×6日=12時間くらいでした。

④ネットスクール の模擬試験を受ける

CPAラーニングの次は、ネットスクールの模擬試験を使いました。こちらも第1回から第3回まであります。難易度的には、パブロフとCPAの間くらいですが、ネット試験の方式で練習できるのがとっても良いです!

もう問題を解くことに関してはだいぶ慣れてきているので、ネット試験の方式に慣れるためのフェーズです。

やっぱりネット試験だと勘定科目をプルダウンで選択できるし、問題用紙と解答用紙の往復も不要なので、解き終わるまでに時間の余裕が出てきます。

ネット試験ではTabキーやテンキーも使えるので、入力した内容が間違わないよう気をつけることが大事!ということに気づけます。

第1回だけ受けたので、勉強時間は2時間。

⑤CPAラーニングの解きなおし

ネットスクールの模擬試験で「ネット試験」の方が時間に余裕ができるのがわかったので、最終仕上げでCPAラーニングの解きなおしをしました。

初めて解いたときより確実に早く解け確実に合格点に達することができたので、もう絶対大丈夫と自信が持てました。
第1回目の解きなおしが終わった次の日の朝、3日後の試験に申し込みました。

各回を1回ずつ解きなおしたので、勉強時間は計6時間ほど。

当日、試験会場に向かうまで

当日は14時に試験だったので、午前中は最後の仕上げを行いました。

ひとまず、解いたことのなかったネットスクールの模擬試験の第2回と第3回を解きました。第2問で今まで出たことのないタイプの問題に遭遇したのですが、試験直前に新種の問題形式を知れたので、解いといて本当に正解でした。

加えて、模擬試験を繰り返して自分が苦手だと感じた精算表の作成と第2問の問題を解いておきました。
その日のスケジュール的に12時までに勉強は終わらすと決めてたので、おとなしく12時まで勉強しました。当日の勉強はだいたい3時間くらいです!

当日朝までの勉強時間は42時間ですが、朝の解きなおしを含めるとだいたい50時間です!

試験!!!

お昼にチャーハンを食べた後、試験会場に向かいました。
会場着いたら受付して受検して、合格してたら結果を印刷して帰るだけなので、ザーッとお届けします。

試験自体について

試験は第1問の仕訳→第3問の決算整理→第2問の補助簿とかの順番で解きました。点数が高い順です。

第1問の仕訳は3点×15問ですが、仕訳を淡々としていくだけなので、絶対落としたくない部分です。仕訳は慣れなので数こなせばいけます。

第3問は決算整理仕訳を10個くらいした後、精算表やPL/BSを完成させる問題です。どの表を完成させるかは試験によって異なります。
私は苦手な精算表が出ましたが、当日の勉強で復習しておいたので1問間違いで済みました。
これもとにかく仕訳を間違えないことが大事!借方貸方それぞれの合計が合わなくても、採点対象の科目が合っていれば加点になります。
(どの勘定科目が採点対象かはわからないようになっています。)

まず修正記入の金額を合わせれば仕訳はうまくいったということにして、PL/BSに反映させます。
その後、PL/BSそれぞれで合計の計算をしてその差額同士が同じになれば完成ですが、数回計算してもPLの差額とBSの差額が合わないので、後回しにして第2問に進みました。

第2問は総勘定元帳3科目分の作成と、語句選択でした。
総勘定元帳の作成はそこそこできたけど語句選択が全然でしたが、第1問と第3問プラス総勘定元帳でカバーできると思いあまり気にしてません。

第2問を終えて10分ほど余っていたので、第3問に戻りました。
一度離れてクリアになった視点で問題に向き合うと、懸念していた数字の桁間違いと入力間違いに気づけたので、最終的には合計値も合わせられました。

第3問を終えてもうあれこれあがくのはやめて5分前に試験終了し、結果は見事91点で合格しました~!!

感想・先に知っておきたかったこと

電卓は高いの買わなくていい
試験に使える電卓を調べるとCASIOの1,000円くらいのがよくおすすめに出てきて買った方がいいか悩みましたが、試験のためだけに新調したくないし、電卓の使い方の練習をしなくても十分間に合っているので、元々持ってたキャンドゥの使い慣れているものを使いました。

筆記用具は持ち込めない
A4×2枚の計算用紙が渡されると聞いてたものの筆記用具がわからなかったので一応持っていきましたが、私物は使わずボールペンを貸し出してました。

マウスの動きが遅すぎる
これだいぶストレスでした!!!動く速度変えられないタイプなのに激的に遅い!仕訳問題で借方の勘定科目選んだあと貸方の勘定科目に移動するまでに3秒くらいかかって焦るくらいストレスでした。タッチパッドも使えないしこれは予測付かないマイナス点でした。ノートPCに慣れているので、外付けのキーボード特有のポコポコ感も少し気になりました。

おじさん臭い
おじさんには申し訳ないけど、冷房ついてて換気してても隣の席のおじさんの汗臭さが気になって仕方なかった…エアコンのほこりに鼻がやられるタイプなのでマスクしてたのが救いです。すまんなおじさん…(ケアしてくれ)

咳払いや独り言が目立つ
私が受けた試験センターは約40席分の半分弱埋まってたのですが、咳払いというより本格的な咳、ゴホゴホしてる人が何名かいて部屋が狭いので音が結構大きいとうるさく感じます。

咳は仕方ないにしても、考えるときに漏れ出る「うーん」「ふうん」みたいなため息的なのが隣のおじさんからしていてちょっと不快でした。簿記の試験は個人戦だけど、独りで受けてると思っちゃってるんだと思う…
(臭いの件もだけど隣のおじが問題児かもしれん)

試験終了後

試験終了後は、自分が使ったPCで結果を印刷してから部屋を出ます。
部屋を出たら受付の人から印刷した結果を受け取り、ボールペンや計算用紙を返却してそのまま帰ります。
印刷した紙には点数とQRコードが載っていて、QRコードを読み込んだら合格証書がPDFでダウンロードできます。
合格証書は郵送されないようなので、次の日にコンビニで印刷しました。

ネット試験は受検者それぞれで問題が違うため、解答速報のようなものはありません。第1問、第2問、第3問でそれぞれ何点かはわかりますが、どの問題を間違えたかどうかはわからない点は少しモヤモヤが残ります。
私は、合格したのはうれしいけど第3問で計算合ってたのにどこを間違えたのか分からずスッキリしていません(笑)

まとめ

簿記3級、勉強してよかったです!学校の授業で習ってないことを学べたこと、勉強の習慣がついたこと、やればできるんだということを実感できたので大きな自信に繋がりました。
よく出る問題パターンがわかってきて、勉強しているところが試験に出てくると進研ゼミのように「練習したところだ!」って思えるくらいちゃんと勉強してました。

いつもより長めに頑張って書いたので、このnoteが簿記3級を勉強するきっかけになると嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!







このnoteを通じて、自分の気持ちの整理、文章力向上、ライター技術向上、その他有益な情報獲得ができればと思っています。よろしくお願いします!