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スペインのイースターで食べるもの

スペインはマドリッドからこんにちは、イム子です。
ノートを書くのが随分と久しぶりになってしまいました。と言うのも、しばらく体調を崩してしまっていました…折角のイースターは病床で過ごす羽目に…トホホ。
その件に関してはまた改めてノートを書こうと思います。

さて、今回はスペインのイースターで食べられる「Torrijas(トリハス)」をご紹介しようと思います。

Torrijas(トリハス)とは?

トリハスとはイースターのシーズンに色々なカフェに登場する、いわゆるフレンチトーストです。でも日本のフレンチトーストとは若干(いや、かなり?)異なります。
個人的には日本のもっちりふわふわなフレンチトーストが大好きです。かく言う私も、ホームステイ先で一度頂いたきりで、それ以上は食べなくていいかな(汗)と思ってしまったので、それ以来、挑戦していません…。

何はともあれ異文化体験!もしイースターシーズンにスペインにいらっしゃる機会があれば是非、スペインのトリハスをお試し下さい!
また今回のノートの最後の方に、トリハスのレシピをご紹介しようと思います。

因みにイースター期間中にとあるカフェテリアに行ったのですが…!

えー!美味しそう!なんかすごくカラフルだわ…と言う感じ!何味があるのかなぁ?と思っていたらテーブルの上にメニューがありました!
メニューを見たら想像を超える味の種類が…。

それは…

上から5番目の文字、ご覧頂けますか?
Cerveza negra y chocolate(セルベサ ネグラ イ チョコラテ)
日本語訳は、黒ビールとチョコレート、です。
ちょっとうーん…?となっちゃう味だ^^;

かく言う私は、ホームステイ先でワイン味を食べたことがあるのですが…それはまた別のお話。

なんでTorrijas(トリハス)を食べるの?

ところで、何故イースター期間にトリハスを食べるのでしょうか?
もちろん、この疑問に辿り着きますよね。日本でお正月になんで御節料理を食べるの?に近い感覚…。
と言うわけで今回わたくし、調べてみました!

いくつかの記事を調べてみましたが、このフレンチトーストの由来となったレシピを考案した人の話は知られていたとしても、どうやら一体いつからスペインのイースターにトリハスを食べるようになったかは明らかにはなっていないようです。

スペインのパン屋さん「Pans Granier」のブログによると、

Las torrijas aparecieron en primera instancia como alimento de pobres ya que eran la mejor opción para coger fuerzas usando productos de bajo coste. Fue este el punto que las vinculó a la cuaresma. Y es que en la postguerra, al no poderse comer carne durante Semana Santa se popularizó la torrija como fuente de energía.

https://pansgranier.com/por-que-se-comen-torrijas-en-semana-santa

いやスペイン語で書いてあっても分からんわ…ですよね。でも私の翻訳は非常に下手ですので、Google翻訳に頼らせて頂きました。どうぞこちらをご覧下さいませ。

訳:トリハスは、低価格の製品を使用して体力をつけるための最良の選択肢であったため、貧しい人々のための食料として最初に登場しました。これが彼らを四旬節に結びつけたポイントでした。そして、戦後、聖週間に肉が食べられなくなったため、エネルギー源としてフレンチトーストが人気を博したのです。

↑この戦争とはどの戦争のことを指しているのかが分かりかねますが、スペインのイースター期間はお肉を食べないとのことで(実際のところはどうか分かりませんが、一応食べないらしい?)昔はよく食べられていたようです。

因みに私の友人たちに聞いたところ、アストゥリアス出身の子は「アストゥリアスではそんなに一般的な食べ物ではないけど、一応こっちでも食べるよ」と言っていました。マドリッド出身の子は、「うーん、食べないかな!」とのことでした(笑)

Receta de torrijas(トリハスのレシピ)

それではここからは伝統的なトリハスの作り方をご紹介していきます!
レシピの材料を見ていたら、私が食べたトリハスがビショビショだった理由がなんとなく分かりました…^^
ご覧下さい。

〜用意する物〜
Para 20 unidades(20枚用)←そもそもの量が多い

  • Pan para torrijas rebanadas20(カットした20枚分のパン)

  • Leche 1 L(牛乳1リットル)

  • Azúcar 100 g(砂糖100グラム)

  • Canela en rama 1(シナモンスティック1本)

  • la piel del limón(レモンの皮の黄色い部分のみ)

  • Aceite de oliva 1 L(オリーブオイル1リットル)←え?

  • Huevos 2(卵2個)

  • Azúcar para rebozar(飾り付け用の砂糖)

  • Canela molida para rebozar(飾り付け用のシナモン)

〜作り方〜

  • トリハス用のパン(出来れば新しいものより昨日買ったパンの方が良い)を1.5〜2cm幅にカットします。

  • ソース用のバットにミルク、砂糖、シナモンスティック、レモンの皮を入れて混ぜて火にかけてください。

  • 沸騰したら火から下ろし、蓋を閉めて冷めるのを待ちます。

  • ソースが冷えたらそこにスライスしたパンを1時間、もしくはパンがソースを全て吸うまで浸してください。※この時、ソースが暖かいとパンが柔らかくなり過ぎてしまうそうです。

  • 深めのボールに卵を割って溶き、パンを卵でコーティングします。

  • たっぷりのオリーブオイルをフライパンに注ぎ、しっかりと温めてからパンを焼きます。

  • 両面がしっかりと茶色くなるまで焼いたら、フライパンから取り出し、余計な水分と油を切ります。

  • 表面に飾り付け用の砂糖とシナモンパウダーをかけて完成です。

  • 飾り用にフルーツやナッツ、アイスクリームなどを添えても美味しいです^^

とのことでした!
是非、よかったら作ってみてください^^作ったら、作ってみたよーなんてコメント頂けると嬉しいです!

終わりに

皆様、今回のノートはいかがでしたでしたでしょうか?
久々なので気合を入れて書いてしまいました。長くなりましたが、そしてほんの少しではありますが、スペインの文化を知って頂けたのではないかと思います!

今週は小旅行に行ってきますので、旅行のノートも書いていこうと思います!

それではまた次回、お目にかかりましょう!¡Adios!

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