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神戸大学経済学部第3年次編入学試験合格体験記②(参考書編)

今回は、これから試験を受ける現在の1回生からたまに勉強法についてのDMが来るので、編入試験を受験するにあたって使用した参考書を書き連ねていきます。とはいっても、昔からの悪い癖なのですが、私はいろいろな参考書に手を出すので参考程度に見てください。また、勉強時間については、授業またはバイトがある日は4時間、どちらもない日は6時間ほどやっていました(試験1か月前は10時間以上やっていましたが)。また、9月前半は高校時代の友人と免許合宿に行っていたためスキマ時間にだけ勉強していました(試験2か月前に入れるなって話なのは言うまでもないのですが)。

1.参考書を選ぶ前に
勉強を始める前に必ずゴールから逆算して考えることが重要だと私は思います。計画を立てないと間に合わずに本番を迎えることになります。余談ですが、私は東北大の試験を微分方程式の理解が不完全なまま本番を迎えました。当日微分方程式の出題はなかったものの精神衛生上よくないと思うので、なるべく全範囲自信をもって挑めるくらいには仕上げたほうがいいです。

2.TOEIC
神戸大はTOEICの点数が高ければ高いほど当日受験でとらなくてはいけない点数が低くなるのでなるべく力を入れて勉強することを強く推奨します(他の受験生は平気で850点を超えていたため、遠く及ばない770点の私は当日の出来が満足できるものであっても合格発表まで頭を抱えて過ごすことになります)。とはいえど、TOEICは100点満点になるように点数が圧縮されるため、他の専門科目との兼ね合いもありますが800点を超えていればディスアドバンテージを背負うことなく本番を迎えることができます。

(使用した参考書)
・はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略
・公式TOEIC L&R問題集
・TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
・TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ
・TOEIC L&R TEST 文法特急
・TOEIC L&R TEST 読解特急

このくらいです。ただし、私はTOEICの勉強を試験1週間前程度から2時間程度するだけだったので、この参考書たちだけでも集中して継続的にやれば800点は楽に超えると思います。

3.経済学(ミクロ経済学)
私は経済学部に現在所属しているため、ミクロ経済学に関しては大学の授業で基礎的なことを学習したうえで勉強を始めました。

(使用した参考書)
・ミクロ経済学/芦屋政浩
・ミクロ経済学の力/神取道宏
・経済編入最短攻略問題集/アンコウ(noteにて販売)
・公務員試験新スーパー過去問ゼミ6 ミクロ経済学

実はミクロ経済学に関しては2回生の前期でミクロ経済学系統の講義を14単位分履修していたため、前期が終了するころには編入試験で出題される基本的な問題は解けるようになっていました。なので、教科書を一から通読することはせずに間違えた問題や疑問に感じた際に該当する範囲と関連事項について掻い摘んで読むという形をとっていました。

4.経済学(マクロ経済学)
こちらは勉強方法がミクロ経済学とは少し異なっています。

(使用した参考書)
・マクロ経済学/二神孝一・堀敬一
・経済編入最短攻略問題集/アンコウ(noteにて販売)
・公務員試験新スーパー過去問ゼミ6 マクロ経済学

マクロ経済学は2回生の前期までに基礎レベルの講義しか取れなかったため(大マンデル・フレミングモデルなどは扱ってもらえなかった)、自身で独学する必要がありました。そのため、YouTubeを駆使して該当範囲の基礎事項を説明している動画を漁り学習を進めました(教科書として二神マクロを使っていますが正直難しくて読むのが嫌になったため動画を利用した)。結局私が受けた年はIS・LM分析だったため見た動画からは一切出ることがありませんでした(笑)。

5.経済数学
受験終わってから改めて痛感しましたが、網羅するためにはかなりの時間が必要になると思います。また、私は文系であったものの数学が得意であったため、高校数学の範囲のうち、数学 I・A・II・B が理解できている前提で書いていきます。

(使用した参考書)
・サピエンティア 経済数学
・経済学で出る数学
・大学基礎数学 微分積分 キャンパス・ゼミ
・演習 大学基礎数学 微分積分 キャンパス・ゼミ
・大学基礎数学 線形代数 キャンパス・ゼミ
・演習 大学基礎数学 線形代数 キャンパス・ゼミ
・微分積分 キャンパス・ゼミ
・演習 微分積分 キャンパス・ゼミ
・線形代数 キャンパス・ゼミ
・演習 線形代数 キャンパス・ゼミ

もちろん全部はやっていません。過去問で出た問題と類似した問題を搔い摘んで解いていました(おそらく、はさみうちの原理、双曲線関数、三重積分などは出ないと思います)。神戸大学は過去問の類題が本番に出てくることが多いので、結局は過去問で出題された問題は絶対解けるようにすることが何より重要だと思います(ただし、ε‐δ 論法など、合否が分かれる問題のレベルを突出した問題が解けなくても合否には全く影響しないので、過去問で明らかに難しい問題が出題された際は捨て問として扱ってもいいと思います)。

6.過去問の使い方
私は過去問は2022年度から2007年度まで16年分を3周解き、また、1周目の時に自身の問題集で類題を同時に解くようにしていました。まあ実質4周分ですね。当日、類題で解いた問題とほぼ同じ問題が出題され難なく解くことができたのを覚えています。

ここまで長かったと思いますが、見ていただきありがとうございました。
次回は試験当日について書いていこうと思っています。なにか知りたいことがあれば、TwitterのDMにでも送っていただければ、後に出す記事にでも書こうと思います。

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