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「て」TENDREとタイミングの話

 さあさあ、昨日は初めて記事を書くことをサボってしまいました。「つ」の時に仕事の疲れと、記事のクオリティの低下に打ちひしがれ、ちょっとお休みしました。そして、祝い事がありましてね。ワインを一本開けるということをやらかしまして、午前中まで二日酔いという。久しぶりに。

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あ、ちゃんと緊急事態宣言で言われてることは守りながらですよ。こんな事書いときゃいけないのがちょっと嫌ですね。さあ、二日酔いともおさらばして快調なうちにレッツゴーです。

 今回紹介するのは最近のシティポップシーンでも理知的な音楽を展開している、TENDREについて紹介していきたい。ざっくり、アーティストについてまとめると、ジャズベーシストの父親の影響からか、音楽についての造詣に深く、ジャズやポップスを下地とした音楽を奏でる。その理知的な音楽は時に冷たい印象を持つ人もいるだろう。しかし、彼の場合は人間に対するこれでもかという愛を歌詞で表現してくる。そんな、暖かみのある格好いい大人のような音楽。それが私にとってのテンダーである。

3人組のバンド、ampelのヴォーカル・ベースのソロ・プロジェクト。ベースを始め、ギター、鍵盤やサックスなども演奏するマルチプレイヤーとしてYogee New Waves、KANDYTOWN、sumikaなど様々なバンドやアーティストのレコーディングに参加。10月にリリースされる呂布のEP『Blur』では共同プロデュースを務めた他、台湾ではアリーナクラスの人気を誇るアーティストYoga LinのMVに長岡亮介(ペトロールズ)、須田洋次郎(ミツメ)共にバックバンドとして出演するなど、その活動は多岐に渡る。数年前よりソロ名義での楽曲制作を始め、今年4月にSoundCloud公開したサンダーキャットのカバーが話題を集め、新たに書き下ろした新曲も加えた全6曲入りのデビューEP『Red Focus』を12月にリリース。  スペースシャワーより

バイオグラフィにもあったようにYoga Linのこの映像をどうぞ。浮雲さんと共演できるってのもすごい。そして、どこにでも現れるな、浮雲さん。

ライブハウスとアーティスト

 テンダーは大きな箱(ライブハウスのこと)でやることもいいのだが、やっぱり渋谷WWWX位の規模でお客さんたちと近い距離で愛を共有する位の方がちょうどいい。まず、この手のライブハウスは雑踏の隙間にあり、大規模なライブハウスと比べて「人」を感じる。ああ、ライブハウスきたなあって感覚は小さな箱の方が感じられるのだ。ライブのスケジュールを見るだけでも私の音楽の趣味と重なるバンドだらけです。一時期月イチで違うバンドのライブをWWWXまで観に行っていたこともありました。

初めてテンダーのライブを見た時も2マンのライブでライブ会場はTSUTAYA O-nest。

キャパは200人ほどの小さなライブハウスでビルの5,6階にありなかなかに入り方がエスカレーターを利用するという特殊なせいもあり苦労して足を運んだ記憶がある。まずもって、この時のテンダーは持ち曲が自身の出したEP一枚分しかなかったのだ。どうやって45分くらいのライブをやるのかと不安になったのを今でもなんとなく覚えている。出順が先のメルローがサイケデリックなライブを展開し、頭の中が軽くちかちかした状態の中テンダーが登場した。


まず、ファッションにやられた。さらっと無地のコーディネートなのだが、ユニクロでは表現できない生地感の服なのだ。(ああ、洒落た人が今からどんな音を奏でるんだろう)とわくわくは増していった。

さあ、ライブのスタートだ。バックのバンドはサックス、ベース、ドラム、キーボード。キーボード担当はその後テンパレイでもソロでも活躍する。AAAMYYYが務めていた。ライブの尺の関係もあったんだろう。エイミーの「KAMERA」というソロの曲も披露された。このデュエットも最高なのでぜひ。

ななな、なんとこのライブのサプライズがRYOHUがやってきたことだ。

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新しく出てきたアーティストのライブくらいのテンションで見に行った私は度肝を抜かれた。演奏技術も高く、そして音楽的なつながりが広いという。初っ端のEP一枚出しだけのアーティストのそれではなかった。そして、あの狭いライブハウスはこのライブの密度を高めてくれた。

EPの曲も完璧な演奏、感動の後に渋谷線へ乗り込み熱い感動と足の疲労を携えて帰路についた。

バックバンドから見る音楽

 前に書いたジャズの記事でもそうだが、ソロアーティストの場合、ライブの度にバックで演奏する人が違ってくる。それも含めて聴いていくとよりライブ、そして音楽の面白さが深まってくることを書いていく。

例えば、テンダーのベースをよく演奏してくれるのがカメヤマケンシロウという方なのだがこの人の過去を調べていくとSuchmosのYonceとバンド組んでいたりするのだ。

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下の記事でも読んでほしいのだが、ここでまた下北沢GARAGEに繋がってくるというのだから面白い。本当に2,010年代後半の東京のアーティストが繋がる「点」として、このライブハウスは機能していたのだろう。

また、サックスを担当している、小西遼さんも紹介しよう。

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自身でソロやクラックラックスというバンドでも活動しているが、サックスのサポートとして多岐にわたるバンドを支えている。テンダーで見たときからサンプラーやトークボックスを器用に使っていたので沢山のアーティストから信頼されるだけの実力と、彼自身の朗らかな人間性もMCを聞いていて感じる。

以下は、彼が関わった最近の作品だ。

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何よりもCharaと一緒に仕事をしていることに驚かされた。そして、セロのフェスで観た時の小西さん、かっこよかったなあ。その後普通にバーカウンターで飲んでいて、親しみを覚えた。

バックのミュージシャンにまで目を向けると意外と自分の知っているバンドと繋がることがある。音楽が循環する。この感覚は本当に忘れられないくらい幸せなんだ。多くのバンドを聴いてきた自分のボーナスみたいなもんだろう。これからもこの海にずっと沈んでいきたい。

最後に彼らとともに披露したフジロックのライブを。小西さんのサックスたまんないっす。

切り売りパート 突然の告白編

 今回紹介したテンダーに猛烈にハマっていたあたりの出来事だ。私は前の「く」、「け」、「こ」の項で紹介した、Dと付き合っていた。それも付き合い始めの頃の話だ。

少し話はさかのぼり、Dと出会う前まで私はいい感じになっている子がいた。彼女をLとしよう。

いや、本当にいい感じになっていた。なんなら一緒に旅行に行こうということになっていた事もあった。しかし、彼女の事情で旅行をキャンセルされたあたりから私は(また、いけないパターンですかね、、、)と思ったものだ。

まずもって、この旅行の断られ方も悲惨だった。

10月くらいに旅行に行こうということになり、ばっちりと予約。洒落た部屋もとったし、もうこれは、、イケる、、、イケるぞとばかりに期待は膨らんでいき、12月になっていった。

しかし、旅行の一週間前くらいだっただろうか、急に「ごめん、旅行に行けない」と言われた。事情を聞くとその後の私的な理由が入ったとのこと。私はつねづね大切にしていることがある。予定は先に入ったほうを優先する。一度あけた日程は変えることはほぼ無い。人と約束するってそういうもんだと思っていた。つまり、私との旅行と彼女の事情での予定で負けたのだ。こりゃ、無いなと思いません?そして、旅行は3月へと延期になる。

その後、私はDと出会い、付き合うこととなる。そして、私はLに旅行にいけなくなったことを伝えた。一回断られ、そして断り返したのだ。

そして、一週間後だっただろう。Lから電話がしたいと言われたのだ。

そして、言われた「今更だけど好きだった」と。タイミング最悪である。

ざっくりまとめると。

①実は好きだった。
②12月の旅行を断ったのはあなたなら分かってくれると思ったから。

①については、まあそうだったのだろう。言われて嬉しかったが、私はその時わがままなDに夢中であった。この子を幸せにするんだとばかりにロマンチック街道まっしぐらのアホ状態である。この言葉を3ヶ月前に貰えれば結果は変わっていただろうにとLにも伝えたところ②を切り出された。

「あなたなら分かってくれると思ってた」

いやいやいやいや、人のことを分かるってそういうことなのかと。

私にとって好きな人、ひいては付き合う人は一番に来る。優先順位における一番にする。そういう人間であることは今までの記事を読んでくれている方にはお分かりだろう。そういう人間が予定をないがしろにされるということ。意趣返しするようだが、私を分かってくれていないのである。

元々、Lのことは好きであったしDと付き合うときも散々に悩んだ。ぽっと出てきた子に急に恋をして、付き合って良いのかと。職場の後輩先輩を一番忙しいこの時期に呼び、残業中にみんなで熱くディスカッションをしたこともあった。

だからこそ、Dと付き合う中でもうこれで終わりにしようと思っていた。

まあ、そんなDも恐ろしい終わり方をしてしまうのだが。。

あの時の自分に贈ろう。

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一日二度はだめですね。とりあえず、言えることは女性を見る目が私には全くと言っていいほど無いということだ。

では、また。

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