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セーターを買ったよ

木曜日のバイト終わりの夕方、セーターを買いに原宿のニコアンドに行った。ニコアンドのセーターは可愛くて好きなので去年も一着買っていた。 渋谷駅から歩くと、原宿が近づくにつれて街がお洒落な感じになってくる。私はユニクロのジーンズに無印良品のグレーのパーカーを着ていた。私はこの服装をわりと気に入っていたが、周りがお洒落っぽいのでなんとなく少し緊張した。 前を歩いていた女の人の後姿が可愛かった。髪は濃いミルクティー色のミディアムボブで、グレーの膝丈スカートに紺のセーター、上側に幾

    • すごくなくなりたい

      すごくて何が良いのか。何も良くない。すごいと言われても嬉しくない。 自分にすごいところがあったらすぐに消したい。勉強ができてすごいなら勉強を辞めたい。すごくなるために色々やってるわけじゃないのにすごいと言われると、すごくなりたくて頑張ってきたみたいになるから嫌だ。 すごいと言ったら嬉しがるだろうと思わないでほしい。すごいと思ったら義務みたいにすごいって言うのを辞めてほしい。勝手に、すごいって言わされてると思わないでほしい。私がすごくてもあなたに何の利益も害もないんだから無

      • 捨てること至上主義

        大切なことは全て大切だけど、人間である以上、全てを大切にはできない。だから、何かを捨てることも大切だ。本当に大切なことを大切にするには、それ以外の少し大切なことを捨てなければならない。本当に大切ではなくて少しだけ大切なことは無限にあるから、捨てる量も無限ということになる。 捨てることこそが大切だ。いくらでも捨てていいし、むしろ、できるだけ捨てなければならない。捨てることができれば、何も大切にする必要はない。本当に大切なものも捨てていいのか?本当に大切なものなら、捨てられない

        • ホームシック

          ヤクルトの蓋を開けることに失敗する とても冷たい回覧板 凍ったフロントガラスに水をかける  道でモグラが死んでいる 新しくできた家にはどんな人が住んでるんだろう 散歩の犬を避けて道の端を歩く 凍った用水路を歩く 水滴のように凍った細い草

          教養は大切か

          教養って何なのかよく分かりませんよね。世間では「サクッとわかるビジネス教養」とかが流行っています。また、それに対して「教養はそんなものじゃない」とツイッターで文句を言うのも流行っています。 私たちにとって教養は大切なのでしょうか。これについては、「私たちは知的に豊かであるべきか」という問いに代えることができると思います。 教養は具体的な知識の総体を指すのではなく、知的な豊かさを指すものであると私は考えます。 教養が役に立つかどうかという議論は、教養が知識の体系にすぎな

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          若いのに株式投資をしている人はみんな損している

          経済についてミリしら(1ミリも知らない)で持論を展開します。批判は受け付けません。 若いうちに株式投資とかをしてる人は今すぐやめて、そのぶんのお金を自己投資に使うべきだ。 そもそも株式投資とは企業にお金を融資することであり、その資金で企業は成長する。投資先が実際に成長した場合、出資者は利益を得ることができる。投資するということは、成長を委託するということである。 これを前提として、我々若者は自分の持っているお金をどこに投資したらいいだろうか。投資するなら、最も成長を期待

          若いのに株式投資をしている人はみんな損している

          フェミニズムに関する私の経験

          私は20歳で、男子大学生をしています。 ノットオールメン 高校生のとき、軽音部の女友達とバンド組んでいた。あるとき、私のバンドメンバーの1人が、軽音部の先輩である彼氏にひどいことをされているという話をしてきた。私はかわいそうだと思い、「ひどいね」などと彼女に同情した。軽音部外でもその他に、先輩彼氏と後輩彼女におけるこのような構図がいくつかあったことを覚えている。 小さい頃母親が私に、日本の男女の家事分担率について話をしてきたことがある。当時の私としては、日本の男女の家事

          フェミニズムに関する私の経験

          惰性と娯楽

          ひますぎる 一限に来たはいいものの、つまんなすぎて寝る寸前だったので、抜け出して図書館で書いています。 自分の好きなことってなんだろうと最近考えています。あるVTuberの配信で、好きなことをして生きていくことについてその人が語っているのを見ました。その人は、はじめ就職したけれど趣味の活動も続けていて、趣味の活動が花開いたときにそちらにシフトチェンジしたそうです。活動を始めるまでは機を伺っていたようです。 私にそのような趣味があるかと言われるとどうかなと思います。ベース

          惰性と娯楽

          映画『君たちはどう生きるか』について個人的な感想

          積み木について 最後の、悪意のない積み木を積むか元の世界に帰るかの選択が、この映画でもっとも重要だったと思う。積み木を積むということは、理想的な一人の世界に閉じこもることを意味すると思った。 積み木を積んでいる大おじさまは、毎回すごく遠いところにいて、いつも独りだった。逆に眞人は、青サギとかと一緒に行動していたし、元の世界に戻ったら友達を作ると言っていたから、大おじさまとは対照的である。 僕だったら積み木を積む方を選んだかもしれないと思ってヒヤヒヤした。 ところで、吉

          映画『君たちはどう生きるか』について個人的な感想