インプラントのオールオン4は30代、40代でも可能ですか?
インプラントのオールオン4は30代、40代でも可能ですか?
インプラントとは、失った歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を固定する治療法です。インプラントは天然歯に近い見た目や咬み心地を得られるというメリットがありますが、一方で高額な費用や長期間の治療期間が必要な場合もあります。
そこで、インプラントの中でも特に注目されているのが「オールオン4」という治療法です。オールオン4とは、上顎または下顎の歯をすべて失ってしまった場合に、顎の骨に4〜6本のインプラントを埋め込み、その上に12本分の人工歯を一体化したブリッジを固定する方法です。オールオン4の特徴は、以下のように挙げられます。
一日で全ての歯を治療できる
骨の量が少なくてもインプラントが可能
治療費が通常のインプラントよりも割安
見た目や機能が天然歯に近い
オールオン4は、これらの特徴から、入れ歯に抵抗がある方や、多本数のインプラント治療に不安がある方におすすめの治療法です。しかし、オールオン4は年齢制限があるのでしょうか?30代や40代でも受けることができるのでしょうか?
オールオン4の年齢制限について
オールオン4を問わず、インプラントは顎の骨に直接人工の歯根を埋め込む治療法です。つまり、顎の骨の状態がインプラントの成功に大きく影響します。顎の骨の状態には、以下のような要因が関係しています。
骨の量
骨の密度
骨の形状
骨の成長
これらの要因は、年齢や全身疾患、歯周病、喫煙などによって変化します。一般的には、年齢が高くなると、骨の量や密度が減少し、骨の形状も変化しやすくなります。また、成長期にインプラントを行うと、その後の骨の成長に影響を与える可能性があります。
こういった理由から、オールオン4(インプラント)は20代以上が目安とされています。
しかし、これはあくまで目安であり、年齢だけでインプラントの可否を判断することはできません。実際には、個人差が大きく、30代や40代でもインプラントが可能な方もいれば、逆にインプラントが難しい方もいます。
オールオン4を受けるためには、まずは歯科医院で診断を受ける必要があります。歯科医院では、レントゲンやCTなどの画像検査を行い、顎の骨の状態を詳しく調べます。その結果に基づいて、オールオン4が適切かどうか、また、どのような手順で治療を行うかを決めます。
オールオン4の治療の流れ
オールオン4の治療の流れは、以下のようになります。
治療相談
術前検査
手術
仮歯の装着
本歯の装着
まず、治療相談では、歯科医師とインプラントの治療について話し合います。オールオン4のメリットやデメリット、治療費や期間、リスクや予後などを詳しく説明してもらえます。
また、自分の歯や顎の状態や要望についても伝えます。治療相談の際には、質問や不安なことがあれば遠慮なく相談してください。
次に、術前検査では、顎の骨の状態を正確に把握するために、レントゲンやCTなどの画像検査を行います。また、歯型や顔貌なども測定し、仮歯や本歯の形や色などを決めます。
術前検査の結果によっては、オールオン4ではなく、他のインプラントの方法を勧められる場合もあります。
そして、手術では、顎の骨にインプラントを埋め込む作業を行います。オールオン4では、上顎または下顎に4本のインプラントを斜めに埋め込みます。このとき、骨の量が少なくてもインプラントが可能なのがオールオン4の特徴です。
手術は局所麻酔や静脈鎮静麻酔などで行われ、痛みや不快感はほとんどありません。手術の時間は、約2時間程度です。
手術後は、すぐに仮歯を装着します。仮歯は、術前検査で決めた形や色のブリッジで、12本分の人工歯が一体化しています。
仮歯は、インプラントとネジで固定されるため、入れ歯のように外れたり動いたりする心配はありません。仮歯は、見た目や咬み心地が天然歯に近いので、日常生活に支障はありません。
ただし、仮歯はあくまで仮のものなので、食事や歯磨きなどは注意して行ってください。
仮歯の装着から約3ヶ月後に、本歯を装着します。本歯は、仮歯よりもさらに精密に作られたブリッジで、耐久性や審美性が高いです。本歯は、インプラントとネジで固定されるため、仮歯と同様に外れたり動いたりする心配はありません。
本歯の装着後は、定期的なメンテナンスを受けることが大切です。
メンテナンスでは、インプラントやブリッジの状態をチェックし、必要に応じて調整や清掃を行います。メンテナンスの頻度は、個人差がありますが、一般的には半年に一回程度が目安です。メンテナンスを怠ると、インプラントやブリッジにトラブルが起こる可能性が高まります。
また、メンテナンスだけでなく、自宅での歯磨きや口腔ケアも欠かせません。インプラントやブリッジは天然歯と同じように、歯垢や歯石が付着したり、歯周病や虫歯になったりするリスクがあります。
そのため、毎日丁寧に歯磨きを行い、歯間ブラシやフロスなどを使って、インプラントやブリッジの隙間や裏側などの汚れを除去することが必要です。
オールオン4は、上顎または下顎の歯をすべて失ってしまった方にとって、見た目や機能を回復するための有効な治療法です。しかし、オールオン4は万能ではありません。オールオン4には、以下のようなデメリットやリスクも存在します。
インプラントの埋入には手術が必要であり、感染や出血、腫れなどの合併症が起こる可能性がある
インプラントが顎の骨と結合しない場合や、インプラントが折れたり外れたりする場合がある
ブリッジが割れたり欠けたりする場合がある
インプラントやブリッジにかかる力のバランスが悪くなると、顎の骨の吸収や顔貌の変化が起こる可能性がある
インプラントやブリッジの寿命は、個人差やメンテナンスの状況によって異なるが、一般的には10年から20年程度である
30代、40代の方でオールオン4を受けるかどうかは、自分の歯や顎の状態や要望、費用や期間などを総合的に考えて決めることが必要です。オールオン4に興味がある方は、まずは信頼できる歯科医院に相談してみてください。
インプラント、オールオン4の無料相談を行っている歯科医院(インプラント認定医在中)。お電話にてご予約可能です。
鎌倉御成歯科 神奈川県鎌倉
0467-73-8084
そめい歯科 豊島区駒込
03-5394-3718
ルナデンタルクリニック 練馬区練馬高野台
03-5933-9926
やまとむら歯科 豊島区巣鴨
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住吉パール歯科 江東区住吉
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