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【かまどき2021】DAY2|取材・記事作成レクチャー

こんにちは。
インパクトラボの豊田です。

今回は、先日行われたみやこKAMADOKIプログラム2021「SDGs Studios+(プラス)」のDAY2「取材・記事レクチャー」についてお伝えします。

みやこKAMADOKIプログラム「SDGs Studios+」とは

アートボード 5ver1

 みやこKAMADOKIプログラムは、「SDGs Studios」と「SDGs Act」の2つのコースで構成されています。

アセット 8

 「SDGs Studios+」では、京都の企業やNPO団体にインタビューを行い、SDGsの観点から記事作成を行います。また、今年度は、「京都から発信するエシカルアクション」というテーマに沿ってプランの提案も行います。

みやこKAMADOKIプログラムとは:
 SDGsを達成するためのネットワーク形成を目的とした実践型プログラムです。多様な受講生から作るチームプロジェクトを主軸にし、チームメンバーと協働して、社会課題を解決するために必要なマインドとスキルを実践的に身に付けることを目指します。

取材・記事作成レクチャー

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 DAY2では、講師として朝日新聞社の外園周二さんをお招きして取材・記事作成レクチャーを行いました。外園さんは記者としてご活躍され、現在は大学や高校の授業などを通して、記者としてのノウハウを学生に伝えておられます。

 レクチャーになると早速、重要なポイントをお話ししてくださいました。「取材することはあなたの問題意識が問われている」「皆さんにとって、取材は社会に向き合うこと」「取材がうまくいくかどうかは熱意」これらに尽きるけれど、記者でも伝えることってやっぱり難しい、じゃあ伝えるためにはどうすればいいか、記者の方はどんなポイントで取材や記事を書いたりしているのかというコツをここから丁寧に説明してくださいました。

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 最初に、朝日新聞社の映像を見せていただきました。
「これを書きたい!という言葉に出会えることが何より嬉しい」「医療や待機児童の問題など自分が興味を持ったテーマで取材をすることがあります」と、映像の中の記者の方も「問題意識」の大切さを語っていたことを外園さんは解説してくださいました。
 記事になるまでにどんな人が関わっているのか、記者はどんな思いで取材をして記事を書いているのかなど、普段何気なく読んでいる新聞の背景を知り、伝える側としての心構えを学ぶことができました。

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 さらに、正確な情報についてもお話ししてくださいました。記者は意見や視野が偏らないようにさまざまな立場の人を取材したり、総理の発言でも裏をとるようにしておられます。正確な情報になるように拘っておられる点でもあると教えてくださいました。では貴社の方が正確な情報にこだわるのはなぜでしょうか。それは、正確な情報が良い判断2つ繋がり、いい判断ができれば良い行動に繋げることができるからです。例えば、天気予報で今日は雨が降ると言っていれば皆さん傘を持っていきますよね。そのようにいい判断や行動につながるような情報を伝えることが記者の使命だと言います。

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 取材をしたら次は記事を書きます。記事を書くためにはまずなんのために書くのかを明確にする必要があります。今回のかまどきプログラムでは、「京都から発信するエシカルアクション」というテーマで提案を行い、記事を読んでもらうこと、さらには読んだ人に行動してもらうことを目標にしています。

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 これを確認した上で、外園さんからは「あなたにしか書けない文章を書こう」というお話をしてくださいました。取材のところでも何度も登場してきたキーワード「問題意識」。自身のなぜ?や共感・怒りなどの感情に目を向けて、情報を収集します。そしてその内容を正確に伝えるためには、形容詞ではなく具体的に状況を伝える必要があります。(例えば、大きなクジラときいてそれは10メートルか20メートルかは人それぞれですよね)。そこで五感をフル活用することが大切だということも教えていただきました。

最後に

 最後までお読みいただきありがとうございます。
 みやこKAMADOKIプログラム2021 SDGs Studios+では、これから受講生が取材と記事作成を行います。ぜひ、そちらの記事も楽しみにしていただけると嬉しいです。

 インパクトラボでは、SDGsレクチャーや各種講演・ワークショップ、SDGsツーリズム、新規事業立ち上げ支援などを実施しています。

 興味を持たれた方は、是非インパクトラボのWebサイトをご覧ください。


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