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#009 日常に活かせる?研究者的な考え方②

こんにちは!Wacchiです!

前回、「日常に活かせる研究者的な考え方」の第一弾として記事を書きました。

第一弾では、これまでの企業研究者としての経験も踏まえて

「その1. 問題発見と解決のプロセス」
「その2. 批判的思考と情報リテラシー」

を出来るだけ噛み砕いてお伝えしました。

今回は第二弾として、

「その3. データと数字の活用」
「その4. 再現性のある行動」

について、同じくできるだけ噛み砕いて書いてみたいと思います。


その3. データと数字の活用


研究者はデータを重視し、数字を使って物事を分析します。

日常生活でも、データや数字を活用することで、
より客観的な判断が可能になります

第一弾では、体重を3kg減らしたい場合について取り上げたので
同じ観点で考えてみると、

漠然と体重が減るまで何かの努力を続けるのではなく、
毎日の体重を測ることが重要という話はよく聞きますよね

例えば、1ヶ月おきに体重を測ったとして、結果として体重が変わらなかったとします。

グラフにするとこんな感じ。

1ヶ月おきに体重を記録した場合

これだけ見ると、頑張っているけど結果が出ていない様子に見えますよね。
でも、もっと頻繁に測っていたらもっと違う見え方になるかもしれません。


1週間おきに体重を記録した場合

実は最初の1ヶ月は順調に体重が落ちていたのに、
ちょっと油断したせいで、1ヶ月後の体重はほとんど変わらず

その後も3週間ほど油断したままで、
体重がピークを迎えてしまったので、最後に頑張って体重を元に戻した

この様に記録しているデータの数が違うだけで、
全く違う見え方をしてしまうし、全く違う解釈をすることができるのです

データを採って、
数字を見て、
何かしらその意味を考えてみる

これを繰り返すことが、客観的な判断の手助けになるように思います

ものすごく面倒なことのように感じるかもしれませんが、

最近はスマホの健康管理アプリも充実しているので、
自分でグラフ化しなくてもアプリが勝手にまとめてくれるます
活用しない手はないですよね。

別に研究者ではなくても、
データと数字の活用はできる時代になってきていますね

その4. 再現性のある行動


先ほど、データと数字についてお話ししましたが、

そのデータと数字を活用するためには、

データと数字自体が信頼性のおけるものでなければなりません

そのために必要なのが再現性のある行動です


例えば、体重を測るにしても、
朝起きてすぐに測るのか、
夜寝る前に測るのかで
数字のブレが出るかもしれません

同じ時間に体重を測った方がきっと信頼性のおけるデータが取れると思います

この再現性のある行動は
研究者としては体に染み付いている場合が多いですが

必ずしもデータを安定して採ることだけには限りません

自分自身を安定化させるためにもこの行動のやり方は使えるのです

ここまでずっと「再現性のある行動」という言葉を使ってきましたが、

これは同じ条件のもとで同じ行動を繰り返すということなので、

もう少し馴染みのある表現をすると、「習慣化」ともいうことができます

同じ時間に起きて、
毎朝のルーティンを行い、
日中は仕事をして
同じ時間に寝る

一見面白みに欠けるかもしれませんが、
毎日同じことを繰り返すことで

何か調子が悪い時にもすぐに普段と違う自分の様子にも気づくことができ、
修正するのも簡単になる

それだけではなく
驚くほど小さな力で日々を過ごすことができる

習慣化の力は非常に大きいと考えています
(習慣化をどう身につけていくかについては長くなりそうなのでまた別の記事で書きたいと思います)

ちなみに、
研究者は実験をする際には再現性についてきちんと気にしますが、

日常生活の再現性(習慣化)は必ずしも得意ではないことも多いので、
その点は誤解のないようにお願いします 笑


まとめ


今回は、日常に活かせる研究者的な考え方②として第二弾の記事を書いてみました

今回の記事で触れた研究者的な考え方を実践することで

  • データや数字の解釈がきちんとできるようになり、有効活用することができる

  • 安定した結果を得ることができ、更に自身の成長につながる

  • 更に、習慣化の域まで達することが出来れば、省エネで日々を過ごすことができる

といったメリットがあると考えています

研究者的な考え方をちょっと意識してみることで、
前回の記事に引き続き、また違った物事の捉え方ができるかもしれません
悩み事が減って、楽しく自由に生きるためのヒントになれば嬉しいです

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!


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