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チョロンで食す老舗のチェー「Che Ha Ky」
初訪 2016.10 更新 2023.06.01
「ベトナム版ぜんざい」といわれるベトナムスイーツの代表格「チェー(Che)」。
豆やフルーツ、クラッシュアイスにココナッツミルクを合わせたスタイルが定番で、南国にぴったりのひんやりスイーツとして愛されていますが、素朴な温かいチェーも人気。
観光市場として知られるベンタイン市場で、種類豊富なチェーのほとんどは食べられますが、今回取り上げるのは中華街のチェー専門店。
多くの華人が暮らすホーチミン市5.6区周辺の「チョロン(Cho Lon)」を街歩きする際にも、オススメの休憩スポットです。
アクセス
せっかくチャイナタウンに来たからには、中華系の料理やスイーツを味わうのが醍醐味。ということで、今回はかつて中国広東省から渡ってきた華僑が創業した、老舗のチェー屋さん「チェーハーキー(Che Ha Ky)」。
1988年頃に創業し、現在は3代目が営んでいます。
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場所は、中華寺「オンラン會館(Hoi Quan Ong Lang)※MAP」からもほど近い、5区の「チャウヴァンリエム(Chau Van Liem)」通り。
お店の向かいには、
台湾系餃子店「大娘水餃(Sui Cao Dai Nuong)※MAP」があり、徒歩圏内にはチキンライスの有名店「東源鶏飯(Com Ga Dong Nguyen)※MAP」などもあるので、この周辺でランチ→甘味休憩→中華寺見学と巡るのもいいかもしれません。
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店内の席に座ったら、おしぼりとお茶が登場。
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メニュー
壁のメニューは、ベトナム語と中国語表記ですが、わからないとアピールすると日本語併記のメニューブックを持ってきてくれます。
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チェーの種類は、約40種類。
ミックスチェー(Che thap cam)や、あずきとハスの実のチェー(Che dau do hat sen)などのひんやり冷たいチェー。そして、黒ゴマのチェー(Che me den)やピーナッツチェー(Che dau phong)などの素朴な温かチェーのほか、蒸し春巻きのバインクオンなどフードメニューもいくつかあります。
チェーは、2万5000vnd(約150円)〜3万5000vnd(約210円)。
メニューに書かれたN/Lはそれぞれ、
(N)=「Che Nong」 温かいチェー
(L)=「Che Lanh」 冷たいチェー
の意味です。
料理
中華系ならではのチェーの中でオススメを聞いてみたのですが、海藻やゆで卵入りなど、なかなか本格的過ぎてハードな印象…。
なので今回は、おやつ感覚で挑戦できる「中華系スイーツチェー」をセレクトしてみました。
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チェーハーキーで人気のチェーといえば、メニューの一番上にあるコレ。創業当時からある「黒胡麻のチェー(Che Me Den)」2万5000vnd(約150円)です。焙煎した黒胡麻や砂糖などに、もち米でとろみをつけ仕上げたあったかチェーは、この上なく地味ですが滋味深く飽きのこない味。
ベトナム中部にも中国から伝来
中国で愛されるゴマのお汁粉「チーマーウー(芝麻糊)」が原型のチェーで、中部ホイアンでは、中国の貿易商人から習ったチエウおじいさんが、天秤棒で100歳になる頃まで売り歩いていた黒ゴマのチェー「チェーシーマーフー(Che Xi Ma Phu)」が有名。たしかに中国語の発音が残っているのを感じます。
※現在おじいさんのチェーは売っていませんが、バーレー井戸の隣に製造工程など展示する施設が残っています。
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こちらは「杏仁チェー(Che Hanh Nhan)」2万8000vnd(約170円)。
黒ゴマのチェーと同じくもち米でとろみを出したチェーで、温かさと甘みに癒されます。
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暑さ厳しい街歩きの途中にクールダウンしたいなら、こちらのひんやりチェー「チェークックバック(Che Khuc Bach)」がオススメ。
もともと中華系レストランの杏仁豆腐スイーツが原型といわれ、ベトナムで2015年頃からブームに。以後、チェー屋さんのラインナップに定着している人気メニューです。
ミルク寒天とライチなどのフルーツをベースにしたさっぱりチェーは、南国での休憩にぴったり。フルーツシロップが甘い香りを、スライスアーモンドが食感と香ばしさをプラスし、子どもから大人まで食べやすい味になっています。
種類が多すぎて決めかねたら、自家製プリン「バインフラン(Banh Flan)」もいいかも。氷で冷やされた小ぶりのプリンは、老若男女に愛される懐かしい風味が味わえます。
Che Ha Ky/チェーハーキー
住 138 Chau Van Liem, Q.5, HCMC
営 10:00〜22:00
電 028・3856・7039
休 なし(祝日は休みの場合有)
FB
参考
Vn Express
Thanh Nien
Dan Viet
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