見出し画像

【閉店】 サイゴン川の眺望が楽しめるレトロカフェ「Ca Phe Co Ba」

初訪 2018.07  更新 2022.05.27

【2024.04.28 追記】
こちらのお店は残念ながら閉店してしまいました。



ーーーーーーー
コロニアル建築や名物ホテルが点在する、ホーチミン観光のメインストリート「ドンコイ(Dong Khoi)通り」。

周辺にはチェーン店から古アパート内のカフェまでさまざまなカフェがあり、街歩き休憩の場所選びにも迷ってしまうエリアなのですが、個人的にオススメなのはここ。
眺めのいいレトロカフェ「Ca Phe Co Ba(カフェ コーバー)」です。

サイゴン川を望むルーフトップ

 中心地にいながら、こんな景色や

ドンコイ通りを特等席で見下ろせるテラス

こんな景色が楽しめます。

“リバービュー” と “ストリートビュー” の2種類の景色がある理由は、同じ建物の2フロアにそれぞれお店があるから。
サイゴン川の眺望に見とれる「ルーフトップ」と、ドンコイ通りを間近に見下ろす「1F」。それぞれに眺望が魅力的なので、気分や場面によって使い分けられそうです。

カフェのロゴには、映画の登場人物と重なる女性のイメージが

モチーフは日本でも公開された映画
このカフェにはモチーフとなっている題材があり、それが ベトナムで大ヒットした映画「Co Ba Sai Gon(コーバー・サイゴン)」。

実際、映画がヒットした 2017年頃のホーチミン市では、劇中に登場するタイル柄のアオザイを着る人が急増。新たな定番柄として定着するなど影響力を感じた映画でもありました。

あらすじは一言でいうと、
「1960年代を舞台に、アオザイが大嫌いな仕立て屋の娘が、現代にタイムスリップし奔走する中で成長していく。」というストーリー。

日本でも「サイゴンクチュール」の邦題で公開された映画なので、もし興味のある方は日本版 公式サイトでチェックしてみては。
(下に予告も貼り付けてみました。)




それでは、カフェに戻ります。
1F とルーフトップの2フロアあるこのお店。

1F「Ca Phe Co Ba Dong Khoi」
ルーフトップ「Ca Phe Co Ba Rooftop」

個人的におすすめなのは、ルーフトップです。


ー ルーフトップ ー

各店それぞれに辿り着きやすい入口があるので、まずはルーフトップから。入口はドンコイ通り沿いのこちら↓から行くとスムーズです。

ドンコイ通り 2-6番地 のここから入り、正面にあるエレベーターで5階へ。

1Fと5Fのカフェコーバー以外にも、飲食店が集まっているこのビル
3Fにはオーストラリア発のカフェもあります


5Fのエントランスに到着

5F についたら、写真左側のカウンターもしくは好きな席に着いて注文を。
1F もルーフトップもお会計は先払いなので、先に注文&お会計を済ませて席で待っているとテーブルまで持ってきてくれます。


写真右側にある螺旋階段を上がると、さらに最上階へと上がることが可能。

最上階のテラスからの眺め

右手には歴史あるコロニアルホテル「マジェスティックホテル」が、そして目の前にはサイゴン川のパノラマと、疲れも吹き飛ぶ景色が迎えてくれます。

アクセスのいい場所なので、心地よい風が通り抜ける朝夕に軽く涼みに出かけるというのもありですね。

最上階の屋内席

サイゴン川を悠々と行き交う船を眺めながら、のんびり黄昏れるのもいいものです。


螺旋階段を下りてテラスに出ると、

向かいにはマジェスティックホテル

どこか南国のリゾート感漂うテラスが。
眼下にはドンコイ通りも望めます。

レトロでオリエンタルな装飾も、雰囲気たっぷり。

(撮影時は10月)

テラスではきれいなハスも咲いていました。
※ ハスの季節といわれる5〜7月頃は、ホーチミン像周辺など、市内でもハスが見頃です。


■ ドリンクメニュー

イイねマークの付いているメニューが店のオススメです

ドリンクメニューは 1F のお店と若干異なりますが、コーヒーやスムージー、フレッシュジュースなどが一通り揃っている印象。
英語が併記されているので注文しやすく、このロケーションながら 5〜8万vnd程度(約280〜450円)とお手頃なのも魅力的です。

フードは、バインミーやコムガーなどのベトナム料理と、パスタなどの洋食といった顔ぶれ。以前はビールなどのアルコール類もあったのですが、現在は置いていないようです。

「ドラゴンフルーツティ(Tra Thanh Long Do)」6万5000VND(約360円)

せっかくなので 1F のお店にはないドリンクを選んでみました 。

通常の白い果肉よりも甘いといわれる赤い果肉のドラゴンフルーツを使用したフルーツティー。甘酸っぱくさっぱりとして飲みやすかったです。

眺望も見事なのでぜひ、行く場所リストに加えてみては。


ー1F ー

続いて 1F のお店へ。

1Fのカフェ外観
ベトナムの1Fは 日本でいう2Fにあたります

↑ 1F のお店に行く場合は先ほどとは異なり、ドンコイ通りからゴードゥックケー(Ngo Duc Ke)通りに曲がってすぐの、このゲートから入るのがスムーズ。

駐輪場の出入り口を兼ねているのでバイクの往来がありますが、気をつけつつガツガツと入っていって、すぐ右手の階段を上ります。

↑ すると見えてくるのがこのロゴ看板。
看板をくぐってすぐ右手のドアを抜けたら、お店に到着です。

市内には多数のレトロカフェがありますが、ここは上品さが漂うレトロカフェ。居心地よい空間には、古きよきサイゴンの時代を描いた絵画や、年代物の蓄音機なども展示されています。

中には足踏みミシンや炭のアイロン、水玉柄のアオザイなど、映画の世界を感じる展示もあります。


目の前にはコロニアル建築のホテルも

そして、窓際の扉を開けた先には、開放的なテラス席が。
ドンコイ通りを見渡す特等席は、特に陽射しが穏やかな日や朝夕の涼しい時間帯がオススメです。

のんびり街を眺めながら、モーニングや夕涼みを楽しむというのもいいですね。


■ ドリンクメニュー

文字が見辛いですが参考に…

1F は、ベトナムコーヒーのほかライチティーなどのフルーツティー、南国フルーツを使ったスムージーなどが豊富に揃います。


■ フードメニュー

平日昼どきは地元のオフィスワーカーで賑わいます

特にフードメニューが充実しているのも 1F の特徴。
砕き米と焼肉プレート「コムタム(Com Tam)」や、焼肉のせ和え麺「ブンティッヌン(Bun Thit Nuong)」など、南部料理を含むベトナム料理が豊富なので、食事を兼ねての利用もOK。中心地にしてはリーズナブルで、さくっとランチやモーニングにも使えそうです。

ウッディで落ち着いた雰囲気の 1F と、南国のリゾート感漂うルーフトップ。どちらもホーチミン市らしい景色が楽しめるので、気分やシチュエーションに合わせて使い分けてみては。


Ca Phe Co Ba / カフェ・コーバー

◇1階
  1F, 2 Dong Khoi, Q.1, HCMC
  7:30〜21:00
  028・3823・3196
FB  

☝︎地図のポイントは川の近くになっていますが、Ngo Duc Ke通りの入口から入るとスムーズです。


◇5階 / Rooftop
  rooftop, 2-4-6 Dong Khoi, Q.1, HCMC
営  9:00〜22:00
  028・3823・3658
FB

☝︎地図上の住所は「27 Ngo Duc Ke」となっていますが、ドンコイ通り2-6番地の入口からエレベーターで上がるのがスムーズです。


もし、記事の内容がいいなと思われたら、サポートしていただけたら嬉しいです。いただいたサポートは大切に、リサーチや移動費として使わせていただきます。