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20年たちました。今、子ども達に思うこと。

芋餡です。新しい年がはじまりました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

私は毎年31日には近くの神社で
大祓の神事を受けて、その年の罪汚れを
お祓いしていただき、新しい年を
気持ちよく迎えられるようにと思っています。

昨年は娘と一緒に大祓いの神事に参加しました。
大変なことも多かったので、きれいさっぱり払っていただけたかなと気持ちを新たにしています。

この大祓いの儀式は6月末にもあって、
それにもできる限り参加しているのですが、
昨年の夏も、娘と二人で参加するつもりで、
私は出先から、彼女は家から現地集合しようと
約束していました。

帰りに役所で用事を済ませたいと思ったので、
直前になって少し娘に頼みごとをしてしまい、
その段取りがうまくいかず、娘が到着したのは
終わる直前で、とても申し訳ないことをしました。

しかし、腹は立てたものの、間に合わなかった
のだから仕方ないと受け入れてくれて、
当たり前のことなのかもしれませんが、
成長したなと感慨深く思ったことを思い出しました。

そしてこの年末、彼女と一緒に神事に参加し、
もう、子ども達は大人になったんだなと
実感しました。

不登校になってから、
ずっと側にいて、話を聴いたり、
配慮をお願いしたり、いつもどこかで
二人のことを考えていたので、(それは
今もあまり変わらないのだけど)もう大丈夫。
今はそう思えます。

根拠はないですが
自分で自分の未来はなんとかできる力は
持っているな…と思っています。
あとは好きに生きてくれればいい。

もちろん、一緒に生活しているので
色々な面倒は見ることになるのですが、
今年からは、私も自分のことだけ考えて生きていこうと思えるようになりました。

息子が朝、動けなくなってから約20年。
本を読んだり、色んな人の話を聴きに行ったり、
一緒に体を動かしてみたり、何かを作ってみたり。

立ち止まることが必要なんだ。
本人もどうしていいかわからないんだ。
動きたくても動けないんだ。
きっといつか動けるようになるんだ。

色んなことを考えていました。
話もいっぱい聞きました。
嫌なことも言われました。
反省や後悔もしました。

相変わらず二人とも定職にはついていませんが、
なぜか不安はありません。
なんとか生きていければそれでいいじゃないか。
ちょっとした楽しみがあって、生活に困らなければ。
贅沢はできないかもしれないけれど。
幸せはどんな状況でも感じることはできるような気がします。

我慢しないこと。
自分がやりたいことはあきらめないこと。
世間の常識は無視していいこと。
人の意見はあくまで人の意見、聞くことはするが流すこともある。
この20年で身に着けたこと。

そして、3人とも自由になりました。ずいぶん。
自分でつけた枷かもしれないけど、なかなか一人では外せなかった。きっとまだ外し切れていないもの。

それでも枷に気づき、どうしたら外せるかを考えて、つけたままでもいいかな…
ひきずっていけばいいかな…
ぐらいに思えるようになりました。

これからは、それぞれが自分の人生を生きていきます。
2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

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