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創作初歩 ──「思い出に残る食事」について書く
京都芸術大学 通信教育部 文芸演習I-1 創作初歩のレポートです。2つのうちのひとつ、「思い出に残る食事」について書くという課題で、パートナーとケンカしたときに食べた鰻重について書きました。(実際の提出物とは違い、スクリーンで読みやすいよう段落ごとに一行空けています)
評価:94点
二色鰻重はケンカのあとで
一緒に暮らしはじめてからというもの、わたしたちはケンカばかりしていた。普段は声を荒げるようなことのない彼が怒りやいらだちをはっきりと態度で表したのは、引っ越しから一ヶ月ほどたった夏のはじめだった。
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