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これからは5whyではなく“5What for(何のために)” #92

ビジネスにおいてよく耳にする5whyというワード。
代表的なところでいえばトヨタ自動車株式会社では取り入れて実践的に行われています。 
そんな中、今回はすこし違う5つの質問で問題を深めてみてはどうでしょうか?

まず「5why法」とはテーマになる問題に対して5回なぜなぜと問いを深ぼっていくケースワークの方法で、具体的な問題解決につながる効果があります。

従来の5why分析のメリット

比較的問題の解決策がはっきりしている自然科学における原因究明にはとても有効。
(例)パソコンが動かない!⇒画面が真っ暗⇒バックライトが壊れている⇒バックライトをとり変えよう

なぜで原因を追究できるもの。それは問題の解決策が比較的はっきりしているものです。大まかにいえば自然科学的なものになります。
※自然科学とは 狭義には物理学・科学など、広義には医学や農学などを想定しています

しかしなぜなぜを追及すると個人を責めてしまうことにもなりやすいデメリットも…
というのも世の中には正解がない問題もあります。社会科学的なもの、とりわけ人間関係もその最たるものではないでしょうか。
犯人捜しをしたとしても問題が解決するという簡単なものではないからです。
複合的に問題が絡んでいたり、原因を突き止めたとしてもそれが解決につながらないことも往々にしてあります。
それらを5whyでカバーすることは難しいのです。

そのためそういった問題において原因追及はそこそこに解決策を考えるのが得策です。

5What for分析のメリット

①自分たちのことを見つめなおすきっかけになる
②これから取り組もうとしていることの意義を深く理解できる

5What forにおいては なんのために? という視点を持つためベクトルは自分に向きます。
そのため自ずと問題に対して立ち止まって考えることができ、意義を理解することにもつながるといったきっかけにもなります。

それから前項目で少し触れたのですが、
子供が不登校になったという問題があったとき、原因を追究するのではなく、どうしたら学校に行きたくなるのかを家族の関係の中で解決するといったアプローチが大切になります。

そのアプローチを助けるのが5What forなのではないかと考えます。

まとめ

5whyアプローチは自然科学には有効であるが社会科学においては犯人探しになってしまうなどマイナス面もある
5What for(何のために)はうまく使うとより意義が明確になる
・組織問題は、全体的・包括的にトータルシステムで考えることが重要

以上、動画の概要を軽くお伝えしました。

皆さんも5whatだけでは得られない視点をもって取り組める5what forケースワークをぜひ使ってみてはいかがでしょうか。


ここまで読んでいただきありがとうございました。


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