#83 これからは目標管理から目的管理へ
以前は目標管理について学習しましたが、今回は目的管理について学習していきます。
目標管理の二つの側面
・機能的側面:会社の戦略は目標をブレークダウンして現場に落とし込んでいく
・参加的側面:現場の希望に沿うように。ボトムアップ
機能的側面と参加的側面には乖離があるため、それを埋めるために行われるのがコミュニケーション(面接など)
機能的側面重視の目標管理の特徴
・ノルマ管理化しやすい
・上司がPlanし、部下がDo、Checkが上司という風になり、命令的な目標管理になりやすい
・外発的な動機付けになりやすい
・成果重視だとアンダーマイニング現象を起こしやすい
参加的側面重視の目標管理の特徴
・会社全体のビジョンとの一致がむずかしい
・会社の目標数値と一致するとは限らない
では、上記を踏まえてどのような目的管理をすればいいのか?
精解目標管理(G.S.オディーン著)によると「月次の売上高」や「四半期ごとの各種指標」を出すことが大事だとのこと。
また、の言葉には「指標的目標としたうえでの、一定期間における成果=アウトプットを示している。行動を示すことは手段であって目標ではない。」というのがあります。
例えば、「工数の削減」や「顧客満足度の向上」という言葉を聞いたことがあると思いますが、それは定量的に表せていませんよね?また、「新規開拓強化」、「会計経理システムの構築強化」というのは成果の表現ではありません。
つまり、基本的には、①目標項目(何を)②達成程度(どのように)③納期(いつまでに)という三つをきちんと立てることが大事です。
以上を踏まえて目的管理とは?
目的とは仕事をする主体が、自らの生存のために選び取っている仕事内容
目標とは目的が実現される望ましき程度
と定義づけし、自分たちが何をすべきなのか、自分たちの目的は何なのかについて再認識する必要がある。会社全体として注力事業はどこなのか?一部署としての注力領域はどこなのか?ビジョンを描き、定量的に数値を追えるようにすることが大切。
この動画で学んだことを日々の業務にも活かしていきましょう。
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