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【ホラー小説】Fall down 21 scrap"L"
ビーコン
地上にある無線局等から発射される電波、赤外線や高周波を離れた位置にある航空機や船舶などの基地局で受信することにより、位置情報や様々な情報を取得するための設備。
現在ではカーナビゲーションなどの交通状況、気象予報などのデータ、また爆撃する際の攻撃目標等の兵器利用と様々な形でビーコンが利用されている。
人身御供
神や怪物等超自然的な存在に対して、人身、人命を捧げものとして供えること。
世界各国で様々な形の伝承として人身御供が伝えられている。
我が国においてはヤマタノオロチ等、龍神に人命を捧げる伝説が各地に残る。
古事記、日本書紀においての記述では、ヤマタノオロチに毎年一人ずつ若い娘を捧げ、最後の生贄として残ったのがクシナダヒメであるとされている。
龍神伝承と共に人身御供の伝承が残る理由としては、龍神を水神としてとらえ、河川の氾濫等の水害の犠牲者を「龍神に喰われた」として解釈したことが由来だとされる説がある。
また、柳田國男は著書「山の人生」において神隠しとして山で行方不明となった子供は、山神として祀られていた狼に喰われたと考えたとして、神隠しと人身御供との関連性について書いている。
「白羽の矢が立つ」という言葉も、元々は超自然的な存在が犠牲となる人間に対して、その目印として白羽の矢を送ったことに由来するとされており、現代の言葉においても人身御供の影響を図ることが出来る。
人身御供とは、人命を犠牲とすることにより、その他の人々が生きながらえる等利益を得るための儀式の形であり、我が国以外にも、アジア、ヨーロッパ、アメリカ大陸等世界各国に広く人身御供の伝承が残る。
スターゼリー
スターゼリー(star jerry)とは突然空から降る正体不明のゼラチン状、ゼリー状の物質のことである。
半透明、または乳白色をしており、アストラルゼリー、アストロミキシンとも呼ばれている。
落下したスターゼリーを成分分析したところ、アミノ酸や胞子、細胞片等生物由来の成分が含まれていることが判明した事例もある。
1846年11月、ニューヨーク州ロービルにおいて明るい物体が落下した。
悪臭を放つ乳白色のゼリーの山を残し、光源は消滅した。
1950年ペンシルバニア州フィアデルフィアにおいて、州警察に勤務する警察官が空から降ってきたゼリー状の物質を発見した。
乳白色の物質で、周囲には付近に生息する虫や小動物が山のようにたかっていた。
1994年8月、ワシントン州のオークビルでゼリー状の雨が降り注いだ。
地元の研究機関が採取し、成分分析をしたところ、アミノ酸に由来する生物の細胞片や未知の菌類の胞子、破損したDNAを検出した。
半透明で乳白色等伝説上に残る甘露、マナ等との共通点も多い。
人肉食
人が人を食べる行為のことで世界中に古くから風習として伝えられる。
人が人を食べる行為には、いくつかの意義に分類される。
儀式としての食人は、葬儀の一環として死者を悼むために死者の肉を食べる、または敵の部族を食べるとその力を得ることになると考えて行う食人等があげられる。
猟奇殺人を犯した者が殺した者の肉を食べるケースとしては、満月の狂人と呼ばれ、数百人を殺害したとされるアメリカのアルバート・フィッシュ、オランダ人女性を殺害してその肉を食べたパリ人肉事件の佐川一政、ロシアで50人以上を殺害したとされる「ロストフの切り裂き魔」アンドレイ・チカチーロなどがいる。
殺人だけではなく、被害者を食べる行為に性的興奮や征服欲などを覚える者たちが犯す食人行為である。
食料としての食人としてのケースとしては、飛行機の墜落や船の遭難など極限の状態において、人が生存するために行われるものが多い。
1972年、アルゼンチンの空港を出発したフェアチャイルドF272号はアンデス山脈の中腹へ不時着した。
生存者たちの食料はすぐに底をつき、最終的に生存者たちは死者の肉片を口にした。のちに「アンデスの聖餐」等と呼ばれた事件である。
また、食人へと至った船の遭難の歴史を追うと、1800年代だけでもフェリシア号、ヴィクトリー号、ブリタニア号などで全て少年水夫が船員たちの食料となっている。
1887年イギリス船、グレンマエ号は遭難した後、荒涼とした山だらけの島にたどり着き、そこで数か月の間を過ごした。
後にこの島に探検隊が到着し、探索したところたくさんの木の樽が発見された。
樽の中からは塩漬けにされた7人の男が保存されていた。この塩漬け遺体は備蓄品として保存された食料であった。
生き残るための食人の特徴は、集団行動をとる点にある。
数十人以上の人々が同時に食人行為に走る経緯としては、経済の破綻や大災害、悪天候などによって飢餓状態になった時で、多くの場合にそれぞれが重なり合っている。
食人と飢餓はこのケースの場合常にセットであり、歴史上に深く痕跡を残し現代でも伝説や事件史として語り継がれている。
日本の行方不明者数(警察白書発表)
平成30年 87,962人
男女別では、男性56,379人、女性31,583人
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