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新作前に個人的最高傑作、龍が如く0のお話を。

※公式トレーラーなどを元に導入部のごくわずかなネタバレを含みます。ご了承ください。

大好きなゲームシリーズ『龍が如く』の最新作である、『龍が如く7外伝 名を消した男』が11月9日に発売されます。
当然私は予約開始とほぼ同時に予約。非常に楽しみで待ちきれない状況にあります。

さて、この龍が如くシリーズ。みなさんプレイなり、配信視聴などの経験はございますでしょうか。
語れば無限に話が出るので僕の思う最高傑作、『龍が如く0 誓いの場所』(以下龍0と表記)についてほんの少しだけお話しさせてください。

この龍0、強烈な神ゲーです。
アクションシステムや街並みの作り込みなどもさることながらやはり最も素晴らしいのはシナリオと演者様の魂こもった音声であります。

龍0も外伝のような立ち位置で、いわゆる龍が如く1に値する無印版『龍が如く』(後年に『龍が如く 極』と題したこれまた神リメイクが出ています。)の前の時代を描いた物語です。
極力ネタバレに配慮した上で(公式ストーリーロングトレーラーなどの発売前に判明している内容準拠)あらすじを紹介させてください。


時は1988年。日本が空前の好景気、バブルに沸き、カネがモノを言う時代。
正に栄華を極めている東城会直系堂島組の若衆として浮かれた時代をある種達観したように生きる腕っぷし充分の、のちの“堂島の龍" 桐生一馬
極道社会を追放され、大阪、蒼天堀でキャバレーの支配人として、'夜の帝王'の通り名で君臨する、のちの"嶋野の狂犬" 真島吾朗
シリーズでも主人公の男と、毎作品と言っていいほどキーになる隻眼の男の2人を主人公としてプレイすることになります。

桐生一馬は物語冒頭、借金の取り立てを行います。若さゆえなのか、少し過度な暴力を振るいながら完遂するのですが、その取り立てた相手が死亡したとのニュースをその後目にすることに。当然カタギ相手に殺しなどしていないと確信している桐生ですが所属している、今まさに栄華を極める堂島組の現場権力を握る若頭補佐三人衆の、久瀬大作、阿波野大樹、渋澤啓司に事務所で顛末について詳しく話すよう詰められることに。
話の中で問題は殺した場所、通称"カラの一坪"にあるという事が判明。堂島組長直々のトップシークレット案件で三幹部に、どんな手を使っても手に入れろと命じられた場所でありました。それも1番の功労者にはとっておきの褒美つきで。
騒動のケジメを求められる桐生。しかし、実際に無実だという事実の他にもどうしても濡れ衣を晴らさねばならない大きな理由が桐生にもあり…
大きな決断とその先での謎の男との出会いのなか翻弄されながらも自らの決断の始末と次々迫り来る困難に立ち向かう桐生一馬。その果ては…

一方で真島吾朗は、大阪の蒼天堀にあるキャバレー『グランド』をその手腕でNo. 1にするやり手支配人。日々の業務、トラブル対処などを完璧に、華麗に勤め上げる'夜の帝王'に違わぬ活躍を続けていました。
しかしながらその真の姿は街全体から監視されている牢の中の鬼。ある一件にて極道としての生き方と左眼を奪われた掟に縛られながらその一方でこの絶望下で虎視眈々と極道への返り咲きを狙う男でした。
その真島に千載一遇のしかしながら危険な好機が訪れます。
普段から極道復帰に無理難題を吹っかけては約束を反故にする目付役の極道、佐川司から一発での極道復帰を条件に殺しの依頼が舞い込んできました。
標的の名は「マキムラ マコト」
正体を突き詰めようと奔走し、なんとかアテを見つけて決行に踏み切ろうとしますが、そこで出会った標的の正体は…
数奇な出会いに、再び極道の掟に背くか決断を迫られる真島は物語の渦に呑まれてゆき…

2人はもがき苦しみながらその渦の中で彼ら自身の"極道"を見つける…伝説の序章。


というのがざっくりとした紹介になります!

本作の魅力は伝説の極道が如何にして伝説を作る男になったかというところ。
困難の先々でさまざまなアクの強い人物が登場するのですが、2人のシリーズを通して貫き続けている筋の基となる要素を強く持つ、魅力溢れる人達がさまざまに現れ、その強さに触れて徐々に完成されていくさまが非常にアツく、濃厚に描かれています。
またそんな2人の荒削りながら真っ直ぐに生きる姿勢が時代に惑わされている男達を触発するような場面も垣間見え、男の美学を見せつけ合うような、なんともたまらないシーンが盛りだくさん。
しかも声優の皆様方の魂こもった演技に加えてフェイスキャプチャーを用いて、数多くの名俳優も素晴らしい演技を魅せてくれると、もう何から何までが完璧な一作。
情熱、野望、意地、友情、悲哀、何もかもが詰まった様々なキャラクターの魅力を引き出す重厚なストーリー。シリーズ経験者はもちろん、初経験にももってこいの、私にとって人生の一本と言えるようなゲームです。(超個人的には『龍が如く 極』をプレイされてからの方がおすすめかなー)
バトルアクションも非常に楽しく三つのバトルスタイルを場面状況に応じて駆使して戦う比較的自由度の高いシステムで難易度を設定すれば初心者から上級者まで歯応えあるプレイを堪能できる楽しいゲームです。奥義みたいなアクション(ヒートアクション)はちょっとツッコミどころがあるような凄まじい映像で「かっこいい!」とか「いやいや笑」みたいな反応が出来るのも魅力。

新作前でお安くなってたりするので是非プレイしてみてください。龍0語りが世に溢れて欲しい!


P.S.
龍0に限らずさまざまなゲームで本当は思いっきりキャラクターの魅力を掘り下げまくるガッツリとネタバレありのオタク語りをしたいのですがやっぱりそういうのって問題があったりするのでしょうか。ガッチリとタグをつけて、配信許可範囲なら問題ないかなとも思ったんですが別にネタバレ語りの許諾でもなんでもないのでその辺詳しく知りたいなあとか思っています。何見たらわかるんでしょうね。


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